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香りのよい「季節のブレンド」に驚き

お店には常時20種類ほどのコーヒー豆が並び、その中には多くのスペシャリティコーヒーを販売。季節に合わせたオリジナルブレンドなどもあります。

プリンに合うコーヒーはどれか物色中
プリンに合うコーヒーはどれか物色中

今回私が選んだものは「福豆」深煎りで焙煎されたコーヒー豆なのですが、驚いたのは香り! 決めかねていた私に奥様が香りをどうぞと嗅がせてくださったのですが、香ばしい香りがぶわわっと広がる!

名前のように丸々としたかわいらしい見た目の印象とは裏腹に、クリーンな苦味も感じられる大人な雰囲気です。

そしてもうひとつ、「冬はつとめて」も購入させていただきました。

こちらは中深煎りでクッキーのような香ばしい香り! 滑らかな口当たりでとろっと感もあります。

いとちゃんが紹介してくれた『マーロウ』さんのプリンのカラメルの苦味や、カスタードの優しい甘みとよく合いそう!

ひと口いただけば心がほっこり温まる。まさに雪の積もる京都の冬にぴったりでした。

そう、ぴったりなのは冬なのです。

残念ながら、いずれも季節のブレンドのため現在は購入することができないんです……!

私が京都にお邪魔したのは2月頭、まだ雪景色も見れた頃。

あれから季節は移ろい、今は春。桜の季節ですね! 桜咲く京都は素敵だろうな……。

『サーカスコーヒー』さんでは春のブレンド「春はあけぼの」もご用意されているそうなので、行かなくては!

コーヒー豆が現地で買い付け そこに込められた思いとは

さらにこちらのご主人、コーヒー豆の生産者が抱える問題にも積極的に取り組んでらっしゃるとか。

そもそもコーヒー豆を育てるのはとても難しいと言われています。いわゆるコーヒーベルトと言われるコーヒーを育てる地域には数えきれないほどの農園が存在しますが、コーヒー豆はとても繊細な植物のため安定した生産・品質管理が困難な農園も存在します。

様々な工程を経て作られるコーヒー豆をフェアな条件で売る。サスティナブル(持続可能)な栽培で生産者が安心して生活ができ、卸業者にも、消費者にも好ましい流れを作るという取り組みが、近年国際的に行われているのです。

なんとご主人、豆の買い付けに直接産地へ足を運ばれるそう。産地の方とのコミュニケーションを通して、作られた豆の特性から環境まで様々な知識を仕入れる探究心。すごすぎます。

『サーカスコーヒー』の店主・渡邉良則さん、奥様とパシャリ
『サーカスコーヒー』の店主・渡邉良則さん、奥様とパシャリ

コーヒー豆を通して世界を見ることができる。コーヒーへの理解がさらに深まった時間でもありました。

こういう学びも会話があるからこそ。たくさんお話しさせていただき、ありがとうございました!

お菓子に合わせた京都コーヒー巡り、まだまだ続きます……。

■『サーカスコーヒー』
[住所]京都府京都市北区紫竹下緑町32
[電話番号]075-406-1920
[営業時間]10時〜18時
[休み]日・祝・月
[交通]京都市営地下鉄烏丸線北大路駅から徒歩16分
https://www.circus-coffee.jp/

●美山加恋(みやまかれん)/1996年12月12日生まれ、東京都出身。映画、テレビ、舞台のほか、アニメ『キラキラ☆プリキュアアラモード』では主人公を演じるなど、活躍は多岐にわたる。現在放送中のドラマ『around 1/4(アラウンドクォーター)』(ABC/テレビ朝日系)に出演。

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おとなの週末Web編集部
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