名建築家ヴォーリズによる歴史的建造物
旧神戸ユニオン教会は、アメリカの建築家、ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(1880~1964年)が設計した歴史的な建築物だ。ヴォーリズは、戦前から日本で暮らし、神戸女学院ケンウッド館など、明治末期から昭和にかけて“西洋建築の美”を日本にもたらした。
木製の手すりが創業当初を思わせる階段を上がると、踊り場には創設者のハインリッヒ・フロインドリーブの写真や絵画が飾られ、ノスタルジーな雰囲気が漂う。
礼拝堂をリノベーションした2階のカフェスペースに到着すると、尖塔アーチの窓や豪華絢爛なシャンデリアが目に入る。床はブラウンとホワイトがベースの市松模様で、白い壁とのコンラストがなんとも美しい。左右の窓からは光が差し込み、開放感あふれる空間となっている。