波佐見焼のタンブラーでのんびり味わう楽しみ
今回のセットの一番の魅力は、もちろん波佐見焼のオリジナルタンブラーを使った飲み方にある。
波佐見焼は、長崎県波佐見町(はさみちょう)で作られる陶磁器。400年の伝統を持つ。
波佐見町のホームページには、「慶長3年(1598)、文禄・慶長の役に参加した大村藩主・大村喜前は朝鮮の陶工・李祐慶兄弟たちを連れ帰りました。その翌年彼らが波佐見町村木の畑ノ原、古皿屋、山似田に階段状連房式登窯を築き、やきものづくりを始め、ここに波佐見焼は産声をあげた」とある。「江戸後期には日本一の磁器生産量を誇るまでになりました」という。
セットに付けられたタンブラーは、黒にオールドパーのブランドカラーのゴールドがあしらわれ、シンプルなデザインだが、存在感がある。
推奨されているのは、ハイボール。今回のギフトセットのリリースから転載する。
【オールドパー プレミアムハイボールのつくり方】
オールドパー:ソーダ=1:3
- 冷えたグラスに氷を入れ、オールドパーを4分の1あたりまで注ぎいれます。
- 7〜8秒ほど素早くかき混ぜ、オールドパーを冷やします。
- 次にオールドパー「1」に対し、ソーダ「3」をなるべく氷にあてないよう注ぎ入れます。
- 最後にマドラーを垂直にいれて、すぐに引き上げ完成です。
そうやって作ったハイボールを傾ける。波佐見焼の表面が氷に冷やされて水滴が付き、涼感を誘う。
口に含むと、ストレートの時に感じた甘さをやさしく残しながら、ソーダの清涼感が口の中に瞬時に広がっていく。初夏の爽やかな風のようだ。
ハイボールには、ゴクゴク飲めるイメージも伴うが、このオールドパーはコクがあるので、ゆっくり味わいたくなる。食事にあわせるのももちろんいいが、いい意味での“重さ”を舌に感じるので、ハイボールだけを飲んでいても満足感がある。波佐見焼の光沢のある漆黒の質感が、このプレミアムウイスキーの魅力をさらに引き出している印象だ。飲んでいる時間が、楽しくなる。
文・写真/堀晃和
■「オールドパー 12年 プレミアムタンブラー ギフトセット」商品概要
価格:7040円(税込)
発売日:2024年5月22日(水)以降順次発売
販売店舗:全国の百貨店・スーパーマーケットにお問い合わせください
【内容物】
・オールドパー12年(容量:750ml/アルコール度数:40.0度)
・波佐見焼鉄砂天目タンブラー