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脳天が痺れる生レモンシャーベットの刺激!

切り身が分かれるまで丁寧に撹拌するのがおすすめ。

ストローの先で、丁寧にレモネードベースをほぐして溶かしてゆく。これに気づかずに、蓋ごしにストローを刺して飲み干すだけでは、魅力の半分も気づかなかっただろう。こいつはホンモノだ。商品企画の気合が違う。

レモンの切り身が分かれて漂うまで丁寧にシャーベットをほぐしてから、ストローに口をつけて吸ってみた。

レモンのエキスが喉の奥から首筋を伝って、脳天まで染み渡る気がした。生のまま氷結されたレモンの汁が、炭酸の刺激とともに、全身の中で最も冷やしたい脳という臓器に駆け上ってくる。レモンの酸っぱさを抑える程度の甘みもある。この充足感はたまらない。

あっという間に飲み干して、底に残ったレモンの2切れも、つまみ出してかじってしまった。溶けかかったシャーベットのような果肉は、鋭い酸っぱさで快楽にピリオドを打ってくれる。最後まで素晴らしい。

この夏はぜひとも、すき家のレモネードスカッシュをお試しいただきたい。おすすめします。

シャーベット状のレモンの果肉も、かじって損のない美味しさ。

文・写真/深澤紳一(ふかさわ しんいち):PCゲーム雑誌から文芸誌、サブカルチャー誌まで幅広い寄稿歴をもつライター。レーシングスクールインストラクターなども務めつつ、飼犬のために日々働く愛犬家。

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深澤 紳一
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