「東京で一番旨いラーメンを決めようじゃないか」 と2000年にスタートした「TRY(トライ=Tokyo Ramen of the Yearの略称)」。月刊誌『おとなの週末』にて大好評連載中の『TRYラーメン大賞「沿線食べ歩き」』第5回では「常磐線」沿線から店舗をセレクト。絶対王者の『とみ田』や伝説の名店『ajitoism(アジト イズム)』の店主が新たに手掛ける『三つ由(みつよし)』など高評価な6店をご紹介しよう。
新店、名店、殿堂入り店 話題の味を食べ比べ!
日暮里駅を起点とする常磐線の魅力は、千葉や茨城、福島、宮城から都心のビジネスエリアにダイレクトにアクセスできるところ。
沿線には1万株のアジサイが咲く「本土寺」や花の名所として知られる「あけぼの山農業公園」、国の重要文化財に指定されている「旧吉田家住宅歴史公園」といった観光スポットが点在しているほか、レベルの高いラーメン店も多いので、ラーメンのはしご旅をするのもおもしろそうだ。
たとえば、TRY最高の賞「TRY大賞・総合」で4連覇し、殿堂入りを果たした絶対王者『とみ田』や「名店部門汁なし」で殿堂入りした今はなき伝説の名店『ajito ism』の店主が新たに手掛ける『三つ由』があり、業界屈指の一杯を堪能できる。途中の駅にも職人の技が光る良店が多数。『さなだ』(『六厘舎』出身)や『榮田(さかえだ)』(『多賀野』出身)、『柳』(『陽はまたのぼる』出身)、『一滴』(『つけ麺 和』出身)など、名店のDNAを受け継ぐ店も多く、感動の味に出逢える。
TRY大賞の殿堂入り店/『中華蕎麦 とみ田』@松戸「つけめん(TOKYO X豚骨魚介)」
チャーシューとスープにブランド豚「TOKYO X」を使用した極上の一杯。幻の豚肉を味わい尽くせる“全部乗せ”はまさに贅の極み!
[住所]千葉県松戸市松戸1339 高橋ビル1F
[営業時間]11時~15時(売り切れ次第終了)
[休日]水曜日(臨休あり)
[交通]JR常磐線ほか松戸駅東口より徒歩3分
※予約サイト「OMAKASE」から要予約(毎週火曜日12時半~)、店頭での当日受付は8時~。売り切れ情報は「中華蕎麦 とみ田」公式X(@tomitahonten)で確認を
TRY名店部門の殿堂入り店 新ブランド/『三つ由(みつよし)』@馬橋「焼豚中華そば」
国産の骨付き鶏モモ肉をベースに煮干しとアサリ、サバ節の旨みを重ね、立体感を追求。ハチミツを使ったタレを塗って香ばしく焼き上げた焼豚にも頬が緩む。
女将 三浦祐美子さんが語る地元情報「万満寺(まんまんじ)の金剛力士像は国の重要文化財です」
[住所]千葉県松戸市西馬橋蔵元町186-2
[営業時間]11時~14時(売り切れ次第終了)
[休日]火曜日(連休あり)
[交通]JR常磐線ほか馬橋駅西口より徒歩7分
※定休日や限定メニュー情報は『三つ由』公式X(@ajito_ism)で確認を
TRY名店部門 つけ麺 濃厚3位/『つけめん さなだ』@北千住「大山鶏のつけ麺」
大山鶏を軸にゲンコツや豚足、伊吹いりこなどの旨みをバランスよくまとめ、豊潤な味わいに。もっちりとした太麺に藻塩をつけると、小麦の甘みが際立つ。
[住所]東京都足立区千住3-6
[営業時間]火曜日~金曜日:11時~14時45分、18時~21時
※月はお昼のみ、土曜日・日曜日は11時~21時
[休日]月曜日の夜
[交通]JR常磐線ほか北千住駅西口より徒歩5分
TRY新店部門 しょう油3位ほか/『中華蕎麦 柳』@北小金「中華蕎麦 醤油」
鶏と節類、貝などからとったスープは深いコクと旨みが特長。チャーシューは低温調理後に吊るし焼きにした豚バラ肉で、芳しい薫香が食欲をかき立てる。
店主 齊藤元気さん、舞さんが語る地元情報「6月下旬に向けて本土寺の境内ではアジサイが見頃を迎えます」
[住所]千葉県松戸市殿平賀82
[営業時間]11時半~14時半、18時~20時半
[休日]日曜日の夜、水曜日、木曜日
[交通]JR常磐線ほか北小金駅北口より徒歩3分
TRY新店部門 しょう油優秀賞/『中華そば 榮田(さかえだ)』@柏「中華そば」
主旋律は煮干し。そこに秋田の醤油やしょっつるなどを使ったタレを合わせ、キリッとした味に仕立てている。小麦が香る自家製麺はのど越し、啜り心地も秀逸。
[住所]千葉県柏市千代田2-2-6
[営業時間]11時半~15時ラストオーダー
[休日]月曜日、隔週火曜日
[交通]JR常磐線ほか柏駅東口より徒歩11分