1974年に神奈川県に1号店をオープンして以来、今や国内に多くの店舗を展開するファミリーレストラン『デニーズ』が、神奈川県湯河原の人気ラーメン店『らぁ麺 飯田商店』とコラボして、期間限定のラーメンを発売するという。 飯田将太店主が監修した大注目のメニューをご紹介しよう!!
ラー油とホアジャオ、クミンにコリアンダーなどの多彩なスパイスで、口の中がお祭り騒ぎ
創業50周年を迎え、『Regalo』の小倉知巳シェフや『アロマフレスカ銀座』原田慎次シェフなど、名だたるシェフたちの監修メニューで話題をさらってきた『デニーズ』。
2024年6月18日(火)から7月22日(月)までの期間限定で、神奈川県湯河原の人気ラーメン店「らぁ麺 飯田商店」の飯田将太店主が監修した、「冷やし豆乳担々麺〜香るスパイス」(1485円)が登場する。
飯田商店といえば、毎週ネットで予約受けつけがスタートされるやいなや、瞬殺で席が埋まってしまう超人気店。業界最高権威の「TRYラーメン大賞」で4年連続1位を獲得し、殿堂入りとなったレジェンド店だ。
今回のコラボでは、同店の看板メニューの1つ、しょうゆラーメンが最初の候補だったものの、飯田店主の提案で冷やし担々麺に進路変更したという。
「もともとデニーズの担々麺が好きで、いろんなところでオススメしていたんですよ。今回はそのおいしさを活かして、冷たい担々麺をつくろう、ということになりました。じつは僕、デニーズでアルバイトをしていたことがあるんです。オペレーションの着地点を考えるのに苦労しましたが、昔の経験が役に立ちました」(飯田店主)
ではさっそく、「冷やし豆乳担々麺」を実食! レンゲでスープをすくってみたところ、トロリとした濃厚な質感。口に運ぶと、豆乳だけでつくったとは思えないクリーミーさで、酸味が心地よい。提供前に挽いて加えるというホアジャオやクミン、コリアンダーなどのスパイスが、香りに幅を加えている。
スパイスそれぞれが口の中で主張し合うものの、最終的に握手をするようなバランスはお見事! 動物系スープは一切使っていないというが、冷たいながら奥深い味わいが堪能できた。
ラー油をまとった赤い麺に、クリーミーで酸っぱいスープがベストマッチ
スープに感動しながら、麺を持ち上げてみた。麺はラー油としょう油ダレを絡めたまぜ麺状態になっており、その上に桜エビと肉味噌&パクチーがオン。さらにアーモンド、くるみ、ヘーゼルナッツ、マカダミアナッツなどのナッツ類がトッピングされていた。それらの食感や香り、味わいがスパイスの香りと渾然一体になり、なんとも楽しい食感だ。
いろいろな素材が入っているため、食べる箇所によって味わいが微妙に変わるのもポイント。「豆乳だけ? 物足りないのでは?」と疑っていたが、そんな懸念は一気に吹き飛ぶ味わいだった。