日本人形、文房具、雑玩(雑貨&玩具)、花火など、さまざまな卸問屋街であった浅草橋・蔵前エリア。その名残りを今に残す店も少なくない。そこで文具に雑貨、花火などなど、1万円で何が買えるのか、買い物上手のライター菜々山いく子がチャレンジです!
画像ギャラリー日本人形、文房具、雑玩(雑貨&玩具)、花火など、さまざまな卸問屋街であった東京の浅草橋・蔵前エリア。その名残りを今に残す店も少なくない。そこで文具に雑貨、花火などなど、1万円で何が買えるのか、買い物上手のライター菜々山いく子がチャレンジです!
小物から玩具まで買い物天国エリア
蔵前・浅草橋エリアを歩いていると、気になるお店にたくさん遭遇。個人的にいいなと思う商品をたくさん買い歩いてきました。
マスキングテープというニッチな商品を専門に扱うのが『mt lab.』。店内には実用的なシンプルなものからポップな色合いのもの、動物やお菓子をプリントしたデザイン性の高いものまでバラエティ豊かに扱っていて、眺めているだけで楽しい気分に。
マスキングテープ各種 176円~
『水木屋馬場商店』は、藤や竹製品の店。カゴバッグに、 レトロな買い物カゴ、小物入れなど、あれもこれも欲しくなる上にどれも気軽に買えちゃう値段なのだ。ショルダーバッグが2310円って激安じゃない!?
柳製かごバッグ 2310円
細い路地にある『れとろま』はトタンやブリキ製品のセレクトショップ。ドリフのコントで出てきたあのタライも売っていて、かなり気になるが、我が家には置くスペースがないので断念。変わりにサビにも強く長く使えそうなトタンのジョーロをゲットした。
トタンジョーロ 3300円
江戸時代、このエリアは浅草寺の参拝客で賑わっていたんだとか。そのため人形などの土産物店が多く、そこから玩具の町へと発展したらしい。
今も問屋が残っていて『小森屋商店』もそのひとつ。店内には昭和世代の胸にささるおもちゃがわんさか。夏祭りや町内会のイベント用に買いにくるお客さんも多いそうだ。
水鉄砲12個入り 1029円
一年中花火を販売するのが『松木商店』だ。詰め合わせのセットはスーパーよりかなり手頃で、他じゃ見かけないどでかい打ち上げ花火なんかも置いている。レジには花火愛にあふれたご主人がいて、遊び方や色合いまで細々と説明してくれた。
ドラコラボデラックス 1980円
これだけ買っても1万円ちょい。なにより個性あふれる店をめぐるだけでもワクワクしますよ。
マスキングテープ専門店『mt lab.』
国内唯一のテープ専門メーカーが直営するマスキングテープの専門店。店内には数えきれないほど豊富な種類がディスプレイされ、好きな幅にカットしてくれる計り売りも行なっている。
[住所]東京都台東区寿3-14-5
[電話]080-1649-7715
[営業時間]10時~12時、13時~19時
[休日]不定休
[交通]都営大江戸線ほか蔵前駅A5出口から徒歩2分
藤・柳・竹製品専門店『水木屋馬場商店』
籐や柳、竹などの天然素材で作った温もりある風合いのカゴやバッグ、日用雑貨などを扱う卸売店。店内には500種以上の商品が並んでいて、どれもリーズナブルな価格で手に入る。
[住所]東京都台東区蔵前4-6-7
[電話]03-3851-4771
[営業時間]9時半~17時
[休日]土・日・祝
[交通]都営浅草線ほか蔵前駅A3出口から徒歩1分
トタン・ブリキ鉄製雑貨専門店『蔵前れとろま』
小さな店内に並ぶのは昔懐かしのトタンやブリキで作ったバケツや米びつなどの日用品。ジョーロは蔵前にある工房で職人がひとつずつ手作りしたもので使うほどに味が出る。
[住所]東京都台東区蔵前3-2-4
[電話]03-6670-0800
[営業時間]12時~18時
[休日]月・火(祝は営業)
[交通]都営浅草線ほか蔵前駅A3出口から徒歩1分
玩具・駄菓子専門店『小森屋商店』
玩具や駄菓子の老舗問屋で、店内にはお祭りで見かけるような懐かしのおもちゃがところ狭しと並んでいて、眺めるだけでも楽しい。商品にもよるが1シートや1パックでの販売が中心。
うまい棒 当たり付きくじ 3080円
[住所]東京都台東区蔵前3-5-8
[電話]03-3866-7143
[営業時間]9時~17時、土〜15時
[休日]第2・3 土、日
[交通]都営浅草線ほか蔵前駅A4出口から徒歩1分
花火専門店『松木商店』
線香花火から手持ち花火、打ち上げ花火など約700種類の花火を扱い1本から購入可。知識豊富な店主に相談すると、予算やシチュエーションに合う花火を選んでくれる(混雑時以外)。
[住所]東京都台東区蔵前2-4-3 永谷ビル1階
[電話]03-3851-2689
[営業時間]9時~17時(6/20~9/20までの夏季は9時~19時)
[休日]月・火・木(6/20~9/20までの夏季は無休)
[交通]都営浅草線ほか蔵前駅A3出口から徒歩1分
撮影/西崎進也、取材/菜々山いく子
※2024年7月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。