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日本料理の修業を経て、父親が開業したラーメン店「鏡花」へ

店主の町田将一さんは2000年、東京都生まれ。高校卒業後の約1年間、銀座の日本料理店で修業後、父が創業したラーメン店「鏡花(きょうか)本店」へ。

日本料理店修業時代の町田将一さん

2022年6月には、東京都八王子市に「らーめん愉悦処 鏡花 八王子想庵」を開業。「美味しいらーめんを通してお客様に満面の笑顔で幸せな気持ちになってもらいたい」をモットーに、魅力的なラーメンを作り続けています。

創業時の「らーめん愉悦処 鏡花 八王子想庵」
極醤油らーめん ワンタン入り(八王子想庵)

町田さんの父、町田恵一さんは、1999年に開催された第1回ラーメン登竜門にエントリーしました。第1回大会にエントリーしたのは計344名。町田さんは、1次の書類審査、2次の面接審査(30名)を通過し、3次の審査員試食(10名)まで残られました。

第1回ラーメン登竜門会場(1999年)

当時、町田恵一さんは36歳。経営コンサルタントの仕事をされている中「闘争の対象としてこれからの人生をラーメンに託す」と会社を辞め、ラーメン店を開業する決意で大会に臨まれました。

「鏡花」創業者の町田恵一さん

そして、その1年後の2000年6月、東京・立川に「らーめん愉悦処 鏡花」を開業し、来年25周年を迎えます。

店主・町田将一さんが語る「ラーメン登龍門出場」への想い

先に述べましたように、父が25年前出場し、惜しくも準決勝で敗退し、夢はかないませんでしたが、あの時父が出場していなければ、もしかしたら自分もラーメンをやっていなかったのではないかと考えるようになりました。まだまだ未熟ものではありますが、父の果たせなかった夢を叶えたいという想いがあり、開催を知りすぐに出場することを決めました。

店主の町田将一さん

また今回の大会から~佐野実メモリアル~という副題がつきましたが、父が佐野実さんから学んだことをよく聞いておりましたので、ぴったりだとも思いました。佐野実さんから父へ、父から自分へ伝えられている大切な考えや価値観にもリスペクトを持ち、父が参戦したこのステージで25年経った今、最高の一杯を作りました。

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店主が語る渾身の一杯「山椒味噌変化」の魅力...
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おとなの週末Web編集部
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