店主が語る渾身の一杯「山椒味噌変化」の魅力
出場を決めてから最初の1カ月は”伊勢うどん”をイメージし、「あやひかり」(小麦品種)100%のもっちり極太のやわらかい麺で試作していましたが、相性やラーメンらしさがイメージとは違いましたので、最終的には「ゆめちから」(同)のコシと「春よ恋」(同)、「ナンブキラリ」(同)のモチモチ感が同居する麺に辿り着きました。味噌の旨味に負けない国産小麦の良さを最大限に生かした中太ストレート麺です。
スープは味噌の旨味にも負けない・逃げない、それでいて国産小麦の風味と旨味が生きるような鶏清湯をコンセプトに考えました。
使用する鶏は“佐野実メモリアル”ということもあり、山水地鶏や名古屋コーチンを主体に使用し、ブレンド重層式の考えを大切に旨味の強いスープに仕上げました。
中央に位置する “味噌玉”は風味豊かな麦味噌とコクのある米味噌、上品な西京味噌をブレンド。溶かしながら味わいの変化が楽しめます。
具材は香り高い和歌山県産ぶどう山椒と和山椒香油がアクセントとなり、西京味噌で漬け込んだ吊るし焼きのチャーシューは絶品です。
“味噌玉”の中には戻した椎茸をみじん切りにしたものと挽肉が入っているため、溶けだしたときに途中から具材へと変化します。
「父が果たせなかったラー博出店の夢が叶った」
もちろん優勝を目指して準備を進めてきましたので、悔しさはあります。ただ準優勝という評価をいただいたことは大変嬉しいですし、自信にもなりました。
新横浜ラーメン博物館に出店するという父が果たせなかった夢が叶ったことは何よりも嬉しいですし、期間中、父もこの舞台に立ち、親子で楽しみながらラーメンを作れればと思っております。
手前味噌ですが、最高の親孝行になるのではないかと思っております。
そして自分としてはまだ早い話ではありますが、第3回大会にもエントリーし優勝できるよう、さらに経験と技術を身につけたいと思っております。
期間終了後は、是非本店にお立ち寄りください。
■「らーめん愉悦処 鏡花 八王子想庵」
住所:東京都八王子市中町7-9 中町ビル1F
https://tabelog.com/tokyo/A1329/A132904/13272507/
■「らーめん愉悦処 鏡花立川本店」
住所:東京都立川市柴崎町2-12-20
https://tabelog.com/tokyo/A1329/A132901/13005986/
『新横浜ラーメン博物館』の情報
住所:横浜市港北区新横浜2-14-21
交通:JR東海道新幹線・JR横浜線の新横浜駅から徒歩5分、横浜市営地下鉄の新横浜駅8番出口から徒歩1分
営業時間:平日11時~21時、土日祝10時半~21時
休館日:年末年始(12月31日、1月1日)
入場料:当日入場券大人450円、小・中・高校生・シニア(65歳以上)100円、小学生未満は無料
※障害者手帳をお持ちの方と、同数の付き添いの方は無料
入場フリーパス「6ヶ月パス」500円、「年間パス」800円
※協力:新横浜ラーメン博物館
https://www.raumen.co.jp/