“発酵vsエスニック”インスタントラーメン対決
第1試合は「インスタントラーメンに革命を起こせ!」。対決するのは、フレンチの吉岡翔太さん、ジャンルレス・その他の山下泰史さん。山下シェフは昨年に続き、「インスタントラーメン」と相対することに。丸山千里シェフに敗れ、「屈辱しかなかった」と悔しさを隠さなかった昨年。その雪辱を果たしたいところです。
しかし、今年はルールに少し変更あり。どのメーカーを使ってもいいのは変わりませんが、袋の麺に加えて、付属の粉末スープの使用が必須になりました。より難易度が上がったこのテーマ、どんな革命的なインスタントラーメンが生まれるのでしょうか。
これまで優勝シェフを生み出してきた激戦区・フレンチを勝ち抜いてきた吉岡シェフ。“食の実験室”をテーマにした新しいフレンチを提供する東京のレストラン『枯朽』の若きシェフとして腕をふるっています。
「しじみラーメン」を選択した吉岡シェフは作る料理は、「ぬかヨーグルト ナッツ薫るラーメン」。福井県にある実家の民宿『よしおかや』のへしこ(サバのぬか漬け)から着想を得たと言います。
へしこのぬかが持つ発酵由来の芳醇な香りと旨味、ヨーグルトのクリーミーさと酸味、麺で構成された料理を実食した上沼さんは、コメントを求められるやいなや「大好き!」と大満足の笑みを浮かべます。
また、厳しい意見が多いGACKTさんも「正直すごくおいしいと思いました」と口にするほど。国民代表審査員のふたりを唸らせた、まさに革命的な一杯の得点は如何に!?
対する山下シェフが手掛けるのが「はまぐりと羊のラーメン」。「稲庭中華そば」がベースのこちらは、本来トッピングなどで味変するのがラーメンですが、ただ食べ進めるだけで味変すると言います。
調理工程を見ても、赤パプリカの網焼きから始まり、玉ねぎ、エシャロット、こぶみかんの葉やレモングラス、仔羊……と、なんともエスニックの風情。
まずはスープだけでひと口。具材と麺、最後に仔羊の旨みが溶け出したスープを食べてください。と言う通りに食べ進めていく審査員。
実食後のコメントでは、ラーメンのプロフェッショナル・中村シェフが「食材をよくご存知。非常によくできたラーメン」と言えば、あるシェフからは「文句のつけようがない」と賛辞が送られます。
実はこの戦いで、あるシェフから20点満点が付けられます。一体誰がどちらのシェフを評価したのか。その結果はぜひ放送をご覧ください。