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『神楽坂 鰻蕚(うなぎはなぶさ)』 @神楽坂

劇場型カウンターで唯一無二のうなぎ料理を体験

神楽坂のビルの地下。夜は高級うなぎ会席……と聞けば一瞬ひるむが、臆せず入ってみてほしい。というのも昼は価格を抑えた御膳があり、新感覚の食体験が待っているから。

主役は主に三河産の大うなぎを使った関西風地焼き。なのだが!これがもう脳に音が鳴り響くほどパリッパリ。けれど中はふわっと絶妙な緩急。独自の仕上がりになるよう備長炭でじわりと焼き、うなぎから出る脂と炭に落ちて上がる煙をまとわせ、揚げ焼きのように火入れする。

鰻蕚特選鉄釜で炊き上げたご飯と長焼御膳(鰻1尾) 6000円(昼)

『神楽坂 鰻蕚(うなぎはなぶさ)』鰻蕚特選鉄釜で炊き上げたご飯と長焼御膳(鰻1尾) 6000円(昼) ※鰻は白焼き・醤油焼き・たれ焼きから2種を選択(写真は醤油焼きと白焼き) 驚くほどパリッとした食感。ワインを加えたタレの「たれ焼き」を使ったう巻きも付く

タレや白焼きもあるが、おすすめは醤油焼き。生醤油で素材の旨みを際立たせた粋な味だ。岐阜の希少米「龍の瞳」を南部鉄器で炊いたご飯も格別。旬の果物を使った「うざく」など、うなぎ料理も特別感にあふれている。

『神楽坂 鰻蕚(うなぎはなぶさ)』

[住所]東京都新宿区神楽坂5-34-1 DEAR LIFE神楽坂地下1階
[電話]03-6280-8728
[営業時間]11時半〜14時LO、夜は17時半~と20時~の2部制休日
[交通]都営地下鉄大江戸線牛込神楽坂駅A3出口から徒歩3分、地下鉄南北線ほか飯田橋駅B3出口から徒歩5分

『うなぎと地酒 まんまる 本店』 @池袋

炭火で焼かれたうなぎの串焼きで一杯がたまらん!

『まんまる』と言えば池袋で25年になるうなぎ屋。創業126年の川魚問屋直営で、うなぎを知り尽くし、積み上げたきた繋がりも活かして、リーズナブルに旨いうなぎが食べられ、呑める人気店だ。

うなぎの6種盛り合わせ(くりから、たんざく、バラ、肝焼き、かぶと、ヒレ)1950円

『うなぎと地酒 まんまる 本店』うなぎの6種盛り合わせ(左から、くりから、たんざく、バラ、肝焼き、かぶと、ヒレ)1950円 タレがよく絡み、部位ごとのおいしさがそれぞれ感じられる。くりからは柚子胡椒味。酒造店とコラボしたうなぎに合う純米大吟醸も

その店がこの3月、新たに“本店”と名付けて開店したのがこちら。もちろん食事もいいのだが“うなぎと地酒”と謳っているのは伊達じゃない。うなぎ呑みするのに最高だ。

中でも見逃せないのは、鮮度の良い状態で炭火でカリリと焼かれ、タレがいい塩梅に入っているうなぎ串の盛り合わせだ。肝焼きに、ヒレ、バラ、かぶと……と、一尾から取れる量が少ない部位が揃い、しかもお値打ちなのはやはり問屋直営ならでは。〆にはふんわり旨い「うな丼」もぜひお忘れなく。

『うなぎと地酒 まんまる 本店』

[住所]東京都豊島区西池袋3-22-10 ルミエール1階
[電話]03-5810-3555
[営業時間]11時〜15時(14時半LO)、17時〜22時半(22時LO)
[休日]日・祝
[交通]地下鉄副都心線ほか池袋駅1b出口から徒歩2分

撮影/小島昇(神楽、神楽坂 鰻蕚、まんまる)、鵜澤昭彦(うなぎ亭 智)、取材/菜々山いく子(神楽)、肥田木奈々(うなぎ亭 智、神楽坂 鰻蕚)、池田一郎(まんまる)

2024年8月号

※2024年8月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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