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OMO関空を拠点にりんくうタウンを回る関西国際空港ならではの遊び方

関西国際空港のロケーションも独特だ。和歌山に近い大阪府南部の泉佐野市にあり、沿岸部から4キロ近く連絡ブリッジを渡ったところに位置する海上空港なのだ。関西南部に親戚が住んでいることもあり、私にとって関西国際空港は1994年9月の開業当時から身近な存在だった。

2025年春のグランドオープンに向け、国際線エリアも拡張しつつある。日本の国際空港として最大規模のウォークスルー免税店もオープンするという。

空港内にもホテルはあるが、楽しむのなら空港の対岸のりんくうタウンへ。公園や緑地、工業団地として開発されたりんくうタウンにはショッピングセンターやアウトレットなどの商業施設もあり、広大な観光地となっている。東京でいえばお台場のような雰囲気だ。

近くにはビーチや漁港もあり、マリンアクティビティも楽しめる。2020年には泉南ロングパークもオープンし、スポーツ・食・レジャーをまるごと体験できる拠点となった。空港を見ながらのグランピングも可能な時代に!

ビーチサイドで巨大なアスレチックなどさまざまなアクティビティができる「泉南ロングパーク」

りんくうタウンにもホテルが点在しているが、私がリピート滞在しているのが駅に直結した「OMO関西空港 by 星野リゾート」。寝るためだけに「価格・アクセス・清潔さ」という機能だけで選ばれてきた空港周辺のホテルに、滞在そのものを楽しむ「空チカ、ファンタイム」をコンセプトに、旅の前、後にくつろげる施設となっている。

まずはチェックイン。まるで空港のカウンターのようにセルフチェックイン機がずらりと並び、待つストレスなし。フライト情報を表示するモニターもあるので、出発前の時間も有効に使える。早朝の無料シャトルバスや手荷物配送サービスなどもあり、荷物を運ぶストレスからも開放されるなど、とにかくムダがないのだ。

大浴場には広々とした半露天風呂も。旅の疲れを癒してから帰路につくもよし

圧巻なのはサウナや半露天風呂のある大浴場。電気風呂や炭酸風呂もあるが、インバウンド向けなのか、弱め、ぬるめの設定となっており、高ぶった気持ちを静めるような効果が。空と海を見渡せる絶景ダイニングでの「エクスプレス・フル・ビュッフェ」も秀逸(しかも夕食2300円、朝食1800円とリーズナブル!)。夕食は串カツやお好み焼きなどの大阪グルメもライブキッチンで楽しみつつ、洋食、和食と、好きなメニューを好きなだけ、効率よく手早く楽しめる。きらめく夜景もごちそうだ。

りんくうタウンや空港を見渡せる21階の絶景ダイニング。朝はふわふわパンケーキも提供

早朝は無料で参加できるルーフトップ(屋上)での「空チカ体操」で気持ちよく目覚め、元気をチャージする。機能的な客室は700室。出張などのひとり旅から、ファミリーにはうれしい4人定員の畳スペース付き客室まで、ニーズに合わせて選べるのがいい。

出発前にはルーフトップで朝日を浴びながら身体を動かす「空チカ体操」でリフレッシュ
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シンガポール旅行で、「空港滞在」の楽しさに開眼!...
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間庭典子
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