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銭湯のでかい湯舟に浸かってのびのびと疲れをいやし、湯上りには、ふらりと立ち寄ったお店で冷たいビールで一杯。そんな極楽時間をすごしたい方必見の「銭湯」と「ちょい飲み」をセットにしたスペシャル版を、おとなの週末調査隊が厳選。

新大久保からはじまったこの企画、残暑厳しい今こそ、癒されてください!

ひとつ屋根の下の銭湯と焼鳥屋

銭湯から即飲み屋!は銭湯好きのんべえの定石。

都電荒川線の小台駅から徒歩7分、 創業1951年の『梅の湯』はひとつ屋根の下に銭湯と焼鳥屋さんが仲良く並んでいる、まさに理想の銭湯だ。2009年に三代目栗田尚史さんの母が建物の一部で串焼きの店『梅京』を始めた。

館内で印象的なのは地元関係のポスターやチラシが多いこと。『梅の湯』がイベントの会場となることもあるらしい。栗田さんは言う。

「銭湯は人が集まるところですから、人と人がつながる場でありたいと思うんです」

薬湯、高濃度水素風呂や気泡風呂、超音波風呂など多様な湯が楽しめる。ボナサウナは無料。ロビーには建て替え前に使われていた、「いろはかるた」を描いた天井板が飾られている。クラフトビールも各種揃う

銭湯から「徒歩10秒」

『梅京』の暖簾をくぐる。現在は、栗田さんの義弟・鈴木克典さんが店主だ。鈴木さんによれば、「お義母さんが引退するので、和食の料理人だった私が引き継ぐことになった」そう。話しているうち「おまかせ」5本が焼き上がる。砂肝、レバーの焼き加減は絶妙。もも、ハツもぷりぷりだ。

「銭湯併設」に気を取られ、実はあまり期待していなかった……。「最初はよく言われました」と笑う鈴木さん。今では焼鳥そのものを気に入ってやってくる客も多い。夜も更けて、おなじみさんがやって来ては「お疲れさま」の声がかかる。『梅京』でもまた、人と人がつながっている。

吟味した鶏肉を毎日串打ちし、炭火で焼き上げる。ほか焼串のフランスパン、鳥スープ茶漬け、稲庭うどんなども人気。日本酒はその日によって「伯楽星」などオススメあり

『梅京』

西尾久『梅の湯』・『梅京』
[住所]東京都荒川区西尾久4-13-2
[電話]
 ・梅の湯:03-3893-1695
 ・梅京:090-4362-8154
[営業時間]15時~翌1時
[休日]月
[交通]都電荒川線小台駅から徒歩7分

『おとなの週末』2023年6月号より(本記事は発売時点の情報です)

…つづく『京成線で『せんべろ』の新名店を発見…!立石につづく「隠れ家」3店を覆面大調査!』では、覆面調査隊がみつけた、絶品のお店を紹介してします。

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おとなの週末Web編集部
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