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「8月25日」。今日は何の日でしょう?答えは「即席ラーメン記念日」

「すぐおいしい、すごくおいしい。」でロングセラー

日清食品株式会社によると1958(昭和33)年8月25日、世界初の即席ラーメンとしてチキンラーメンの発売を開始。その日にちなんで記念日が制定されました。

日清食品創業者の安藤百福氏が麺を油で揚げる「瞬間油熱乾燥法」を開発したことで「美味しい」「保存が利く」「手間要らず」「安い」「安全」という5つの条件をクリアする即席ラーメンが誕生。麺の中央に大きめの凹みが付いているのが特徴で、そこに卵を落とし熱湯をかけて3分。まさに「すぐおいしい、すごくおいしい。」のチキンラーメンができあがり。そんな手軽さが受けたのか、発売当初の価格が1袋35円(うどん1玉が6円だった時代)という割高にもかかわらず爆発的な大ヒットに。

麺の凹みに卵を乗せ、お湯をかけたら3分で出来上がる。即席ラーメンの元祖(日清食品HPより)

1960年代に入ると多くのメーカーが市場へ参入。さまざまな即席ラーメンが誕生し黄金時代に突入します。1966(昭和41)年にはサンヨー食品の「サッポロ一番」や明星食品の「明星チャルメラ」などヒット商品も続々。そして1970(昭和46)年、即席ラーメンがさらに便利な形となった「カップヌードル」が登場しました。ちなみにカップヌードルの誕生と時期を同じくして、ファストフードのマクドナルド1号店が銀座にオープンしています。まさに日本人の食文化が大きく変化する時代でした。

それにしても日本人はなぜこんなにラーメンが好きなのでしょうか?居酒屋で散々お酒を飲んだ後なのに〆にラーメンを食べに行く。夜中の夜食はカップ麺が定番。ちなみに「二日酔いの朝に即席ラーメンをつくって食べると解消する」という変な癖を持っているのは筆者だけだろうか……。

最近では、防災に備えた食料として缶詰などといっしょに即席麺やカップ麺などを備蓄することが推奨され、私たちの食生活を別の形でサポートしてくれています。

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おとなの週末Web編集部
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