×

気になるキーワードを入力してください

SNSで最新情報をチェック

1年の多くを日本のどこかで過ごしているトラベルライターの間庭典子。街を歩き、街を学ぶ「街ナカ旅」に目覚め、出張のついでに数日延泊するようになった。「テンションあがる『街ナカ』ホテル」ブランドの『OMO(おも)』はそんなときの名サポーターとなる。100%以上楽しむためのトリセツを紹介しながら、OMO周辺の街の魅力をレポートする。今回は、京都・祇園だ。

icon-gallery

知らなかった!路地裏にも名店が「今日は祇園ぐらし」を満喫する旅

京都市の中心にある「OMO5京都祇園 by 星野リゾート」のロケーションには驚く。八坂神社まで徒歩で15秒。横断歩道を渡ってすぐなのだ。花街(かがい)・祇園の中心での滞在は、プライスレス(お金にかえがたい)な体験となる。

仕事で、プライベートで、年に何度も訪れる京都。ちょっとした京都通を気取り、観光客で込む祇園のあたりは避けていたのだが……。すみません、間違っていました。まだまだ知らないスポットも多く、深堀すべきエリアでした……!

今回の滞在で祇園の街の魅力を再発見し、『OMO5京都祇園』のコンセプトである「今日は祇園ぐらし」な旅にすっかり目覚めてしまった。

祇園の名所、八坂神社が右手に見えるOMO5京都祇園のエントランス
のれんをくぐって奥へ進むと宿のフロントがある。まるで隠れ家
さらに奥にあるOMOベースにはおなじみのご近所マップが壁一面に

取材で訪れたのは桜満開の時期。とても混雑するため、愚の骨頂とまで言われそうだが、時間やエリアを選んで、賢く行動すれば、絶景も独り占め、ストレスフリーな滞在ができるのだ。

7月いっぱいの祇園祭の時期も、京都観光のピーク。花見、紅葉と並んで「避けるべき時期」とされているが、春の滞在をヒントにすれば、コスパもタイパもよく、快適に楽しめそうだ。

街歩きの拠点となり、アクティブに街を探検したくなるのがOMOのコンセプトだが、今回は部屋にこもってみた。それほど外に出るのがもったいなくなる空間なのだ。

全36室のうち、24室はキッチン付き。日本の伝統文様を各所に配し、籠目模様に鶸(ひわ、明るい黄緑色)、苔(濃い黄緑)、裏柳(薄い黄緑色)の伝統色3色を重ねたような和モダンの空間が目に心地いい。

麻の葉模様に銀朱(ぎんしゅ、黄みがかった赤)、緋(あけ、濃くて明るい赤)、桜の赤のグラデーション、青海波(せいがいは)文様に瑠璃紺(るりこん、深い紫を帯びた青)、千草(緑を帯びた明るい青)、勿忘草(わすれなぐさ、明るい青)の青のグラデーションなど、なんとも雅だ。

ほとんどの客室が4人から6人まで滞在できるので、家族旅やグループ旅にもおすすめ。ひとつの空間で朝から夜まで過ごせるのもいい。

また、1室4万円~は高額と感じるかもしれないが、6人で宿泊すれば、繁忙期の8月でも1人7000円台という日もあるではないか!グループ滞在することでコストは大幅にカットできるだろう。

キッチンが備わった客室が半分以上あり、長期滞在にも最適
鶸(ひわ)、苔、裏柳の伝統色を重ねた和モダンのデザインがなんとも落ち着く
次のページ
仕出し料理や焼き立てパン!キッチン付きの部屋を有効に活用
icon-next-galary
1 2 3 4icon-next
関連記事
あなたにおすすめ

この記事のライター

間庭典子
間庭典子

間庭典子

おとなの自動車保険

最新刊

2025年6月13日に発売される『おとなの週末』7月号の表紙を飾るのは、B’zの松本孝弘さんです。自…