街の各所でみつかる「紋」を巡る ご近所ツアーも祇園ならでは
街のガイド役「OMOレンジャー」が案内するツアーもさすがは祇園だけあって、満足度は想像以上だった。
街に点在するさまざまな「紋」を見つけながら散策する「祇園うるわし紋めぐり」に参加。京都の花街にあるそれぞれの花街の紋の入った提灯などで、デザインに隠された意味や背景を学べた。
江戸時代から続くというかまぼこ専門店『いづ萬』や、祇園祭でもふるまわれていた昔ながらのひやしあめや最中が人気の『するがや 祇園下里(ぎおんしもさと)』など、徒歩圏内の名店情報も得られ、大収穫だった。
OMOベースにあるご近所マップでも名店情報は満載だけれど、実際に歩いて、見て、その場で解説されると情報もより鮮明に。
そしてツアーに参加できなくても、希望に合わせたお食事処を案内してくれる「祇園おせわがかり」なるサービスも。予算や好み、持ち帰りかどうか、店内の雰囲気など、希望にあわせたお店を紹介してくれるというもの。
ホテルのコンシェルジュサービスよりももっとざっくばらんに、祇園に住む知り合いに聞くような感覚で相談できる。
無料のツアーやサービスも多いのでサイトでチェックして活用すべし。朝早くに開催される「祇園うるわし朝まいり」にももちろん参加。これはまだ誰もいない祇園を巡り、花街について学んだり、早朝の参拝を楽しむ内容だ。
いつもは並んでいる安井金毘羅宮(やすいこんぴらぐう)の縁切り縁結び碑(いし)も朝は行列なし。縁切り縁結び碑は高さ1.5メートル、幅3メートルの巨石で、中央に穴がある。祈願の方法を踏まえた上で、穴をくぐると良縁が期待できる。
大勢の中であの穴をくぐるのは照れるけれど、今日はギャラリーがゼロなので勇気を出してくぐってみた。
八坂神社も人はまばらで、身も心も清められた気持ちに。早朝の祇園、想像以上に清々しい!