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仕出し料理や焼き立てパン!キッチン付きの部屋を有効に活用

客室内にはゆったりとしたダイニングや機能的なキッチンもあるので、今回は外食をせず、京都ではかかせない食文化である「仕出し料理」を手配してもらうことにした。

これは食べたいものや予算などにあわせ、近くの料理店から、お部屋までお料理を届けてもらうというもの。いわば『Uber Eats(ウーバーイーツ)』のようなシステムだ。

そこは伝統のある京都。おなじみさんから紹介を受けて初めて予約できるような老舗も多い中、OMOを通してなら注文できるそう。ならばその特権を利用しないと!

選んだ仕出し屋さんは鯖寿司で有名な『いづ重(いづじゅう)』。芸者さんや舞妓さんのお座敷に届く豪華なお膳も仕出し料理だ。
京都駅の伊勢丹などでも販売しているから、ご存じの方もおおいだろうが、本店が八坂神社の目の前にあるとは私も知らなかった。しかも路地にあるので、入り口はわかりづらく、知る人ぞ知る老舗だ。

夕方にもどると夜ごはんの支度がされていて、あとはちょびちょび日本酒を飲みながら(もちろんそのために地酒を買ってきた!)つまむだけ。極楽とはこのこと。

キッチン完備の部屋だったので、ご近所探検で買ってきたものを冷蔵庫でキープしつつ、つまみや甘味などをお部屋でわくわくしながら味比べ。グループ旅ならなお盛り上がる!お部屋で宴会、ほっとくつろげるのになんだか新鮮。仕出し体験、全力でおすすめしたい。

ちなみに夕食時期を過ぎた、やや遅めの夜桜は、人もまばらでゆったりと散策できた。

夕食は老舗料亭からの仕出しのお寿司を堪能。つまみは『いづ萬』さんの練りもの
仕出しはおかもちと呼ばれる木箱で料亭から各お茶屋などに運ばれる

朝食はなんと焼き立てパンの香りで目覚めるという「おへやベーカリーセット」にチャレンジ。なんてったって自分でパンを焼くという初めての体験にどうなることやらとどきどきしたが、動画を見ながら寝る前にセットし、朝の散策から戻ったら焼きあがっているという最高の体験ができた。

これもダイニングとキッチンがあればこその贅沢。焼き立てパンにつける抹茶スプレッドや豆乳ディップ、粒あんなどを味比べするのも楽しい。パン一斤分の材料一式とホームベーカリーの貸し出し、パンに塗る6種の“お供”やドリップコーヒーがついて税込で1000円とはコスパ良すぎでは?これまたグループ旅行にもぴったりだ。

これからは、混雑必至の猛暑の京都。ポジティブおこもりで、お部屋で食事をして盛り上がるのもいい。キッチン付きのメリットを最大限に生かすべし。

食パンが焼けた! でも焼き立てでふわふわ過ぎてうまくカットできず……
ジャムやたまごサラダなど様々なパンのお供で祇園のパン祭りのようなにぎやかさに
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街の各所でみつかる「紋」を巡る ご近所ツアーも祇園ならでは
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