かつてのバスガール美声を浴びる
“昔のバスガイドの母と娘でガンバル店”と看板を見て入ってみれば、お母さんが南部弁で「どごがら来たっきゃ?」。大皿郷土料理に舌鼓をうっていると、「右に見えますのは十和田湖でございます」と美声でアナウンスしてくれ旅行気分マックス!
続いての横丁は『長横丁』のおしゃれな立ち飲みバル『28(にはち)』。「東京から? 八戸料理がなくて」と出してくれた鴨肉の赤ワイン煮も自家製レモンチェッロソーダも最高です! だいぶ酔っぱらって、ほやじの顔もふたつに見えてきたが、同じ『長横町』の『ガンバレ父ちゃん』へ。不景気に負けず元気を出してほしいと考えた店名に、ぐっときて酒がすすむ。
映画のロケに使われたたぬき小路や五番街を抜け、落ち着いた八戸昭和通りへ。最後に最もディープな『ハーモニカ横丁』に潜入し、『煮売り屋ういろう』への階段を上がると美人ママ。八戸の昔話にわいわい花が咲く。えー、楽しい。さすが酔っ払いに愛がある八戸の横丁だ。
『おとなの週末』2017年8月号より(本内容は発売当時のものです)
…つづく「なんと総重量「4キロ超」…!秋葉原の《デカ盛り》を食べ歩きしたら想像以上にヤバかった」では、聖地と言われるアキバのデカ盛りの味、食べ応えを覆面調査隊が実食レポートしています。