全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・虎ノ門のビストロ店『シャルキュ』です。
レストランらしい気品をまとった、ここならではの味
店名に冠した通り、ここはシャルキュトリーが主役のビストロ。店主の町筋健彦さんは、ニースでの修業時代に食べたシャルキュトリーのおいしさに感動し、再び渡仏して改めてシャルキュトリーを学んだ。そんな町筋さんの手によるシャルキュトリーは、レストランらしい華やかさをまとっている。
「カイエット・プロヴァンサル」はまるでモザイクタイルのように美しく、「パテ・アン・クルート」は端正。その姿の良さからは丁寧な仕事ぶりがうかがえる。
パテ・アン・クルート 2530円、グラスワイン 800円~
「自家製だからこそ“自分のおいしい”に合わせて作れます。そして手をかけた分だけおいしくなってくれる」と町筋さん。
シーズンにはジビエを加えたり、付け合わせのピクルスに季節の和野菜を使ったりとここならではの工夫も怠らない。冬には店頭で乾燥させるサラミ類を一年分仕込み、白カビチーズも作ってしまうという店主の町筋さん。その職人気質と朗らかな人柄を慕って集まる食いしん坊で、店はいつも賑わっている。
虎ノ門『シャルキュ』
[住所]東京都港区虎ノ門1-11-5 森谷ビル地下1階
[電話]03-6205-4177
[営業時間]18時~22時(金は〜23時)
[休日]日
[交通]地下鉄銀座線ほか虎ノ門駅1番または4番出口から徒歩2分
■おとなの週末2025年4月号は「おいしい空港」
撮影/貝塚隆、取材/岡本ジュン
※2024年10月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
…つづく「“シャルキュトリー”って何?フランス人も唸る!この道30年の名手に魅力を聞いた」では、シャルキュトリーの魅力を名店の店主に聞いてみました。