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分倍河原「よし木」

二色せいろ
磯の香(海苔入り)

分倍河原で長く評判の店、『よし木』。先代のご主人が引退し、今年7月から縁あって引き継いだのが現店主・亀田雄一郎さんだ。「自分などはまだまだ」と言葉は少ないが、供された二色せいろは端正な面持ちで自然と期待値が上がる。片や手挽き十割の生粉打ち。ホシの散る玄挽きの蕎麦は、もちりとして噛めば風味が力強い。片やせいろ。日によって外イチから二八と「試行錯誤中」というが、本日は二八。こちらは艶やかで清新。わさびをのっけて少し甘めのツユで手繰れば蕎麦の香が心地いい。研究熱心な亀田さんの打つ蕎麦の今後にも期待大だ。

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おとなの週末Web編集部
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