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後楽園「舞扇」

せいろ
鴨せいろ

蕎麦は手刈り天日干しの金砂郷産「常陸秋そば」。店主の橋本さんは、常陸太田市の名店『慈久庵』とも知己があり、同じ常陸秋そばでも畑にまでこだわって厳選したものを入手。その素材を生かすべく、丸抜きを超低回転で挽いたものと玄蕎麦の粗挽きを調合し、九一で打つ。供されたせいろは、ごく細切りの中にホシを浮かべながらコシはしっかり。艶やかな透明感を感じながら手繰ると、心地よく風味が返ってくる。枯らしの年数まで指定した本枯節を使うというツユは、スキッとキレよく旨みが伸びる。素敵な日本酒も揃い、“一杯の後に”がまた至福!

…つづく「東京老舗の「絶品そば」ベスト3店…のどごし最強クラスの絶品を《浅草・目白・小川町》で見つけた」では、あまたひしめくそば屋の中から、選りすぐりのお店を紹介します。

『おとなの週末』2022年1月号より(※本内容は発売時のものです)

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おとなの週末Web編集部
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