東京駅ですべて揃う…!プロが選ぶ、新幹線で「居酒屋気分」を楽しむ《ビール・ワイン・日本酒・スピリッツ》と《旨いおつまみ》ベストマッチ4選を大公開

Tokyo,Japan-September 1 2016: Tokyo station a major railway station Located in the Marunouchi business district of Chiyoda ward.

ワイン好きの「専門ライター」が厳選 「昼飲みはもちろん、なんなら朝イチのおめざの一杯にもいける」とは、爽やかな甘口ワインを選んだ岡本さん。旅の口開けに最適だ。「日本を代表するタケダワイナリーのミニボトルを見つけちゃった」…

画像ギャラリー

新幹線で呑む酒が好きだ。備え付けな机を引き出し、お酒とつまみを置けば、居酒屋新幹線の準備がととのい、さぁ開店。

新幹線のみで肝心なのは、なにも自分の楽しみだけではない。周りにも配慮をしつつ、しっぽり楽しむのもおとなの流儀。1本(1合)を30~40分で飲むペースで考えると、1時間なら1本。2時間なら2~3本。3時間以上でも3本…。飲み過ぎるとトイレの回数が増え隣客に迷惑をかけるし、一度やらかしたけど寝過ごす可能性もあるから3本までというルールを課して嗜むのもじつはオツなもの。

こじんまりした自分だけの居酒屋をひろげ、車窓から眺める景色に目を向けながら酒を「プシュ、ぐびっ、んっっ~うまい!」この至福をなにに例えようか…と浸りつつ、わたくし、編集の戎はふと思う。

みんなはどう飲んでいる?

そこで酒好き『おとなの週末』覆面調査隊らスタッフに、好みの酒とそれに合うつまみを選んでもらった。

ビール好きは「常温」がキーワード

『おとなの週末』編集・戎セレクト
・モダンタイムスのオーダーヴィル
・ベルチングビーバーのピーナッツバター ミルクスタウト
・『ポール・ボキューズ デリ』の希少部位トモサンカクの贅沢しっとりローストビーフパヴェ仕立て
・『TERAKOYA』のオリーブサンド

東京―新大阪間の約2時間半を考えて2本購入した。1本目はジューシーで苦みがあるヘイジーIPAをセレクト。ロング缶で度数高め、ちびちび飲める。ここは贅沢にブロックタイプで肉肉しいローストビーフを合わせたい。柑橘系の味わいのあるビールなので、ゆず風味のソースとの相性がいい。

ビールでは常温で飲めるものを考え、温度帯が上がっても飲める黒ビールを選んだ。かつて、保冷バッグに数本詰めたこともあった。飲み切れなくてもあとで冷蔵庫に保存すればいいし、帰りは冷蔵・冷凍モノのお土産を入れることができて一石二鳥だ。

2本目は温度帯が上がっても飲めるミルクスタウトを。コーヒーのように楽しみたいので、甘みのあるオリーブサンドといただけば、おとなのカフェタイムのはじまりだ。(※オーダヴィルの568mlは現在入荷未定。355mlの販売あり)

ワイン好きの「専門ライター」が厳選

『おとなの週末』ライター・岡本セレクト
・『西洋銀座』のピーナッツクリームパン
・『東あられ本舗』のカレー小舟
・タケダワイナリーのクリオエクストラシオン ナイアガラ

「昼飲みはもちろん、なんなら朝イチのおめざの一杯にもいける」とは、爽やかな甘口ワインを選んだ岡本さん。旅の口開けに最適だ。「日本を代表するタケダワイナリーのミニボトルを見つけちゃった」と大丸で購入した。

東京発の新幹線は昼間の利用が多いので、軽やかな白ワイン、それもあえての甘口にしてみた。といってもぶどうの果実のような甘さで、瑞々しい酸味があるのでべったりは甘くない。ワインありきで選んだつまみ1は、粒粒のピーナッツクリームとざらめがアクセントのおやつパン。このワインは甘いものと相性◎なのだ。

つまみ2はカレー粉が効いたおせんべい。このワイン、軽いスパイスやエスニックな味とも絶妙に合う。お好みでベトナム料理なんかもいいですよ。( ※ ピーナッツクリームパンは毎週火曜、12月23日〜25、31日は販売なし)

スピリッツも好きは「魔法瓶持参」でひと工夫

『おとなの週末』ライター・カーツセレクト
・クリスタルヘッド・ウォッカ社のクリスタルヘッドウォッカ
・『カルディコーヒーファーム』のハーブミックスピスタチオ
・『紀ノ国屋』のドイツパンサンド
・真空断熱水筒(個人所有物)

その新幹線が楽しい旅の始まりなら……酒のボトルを旅の思い出にするのもいい。ってことでカナダの頭蓋骨型ボトル超プレミアムウォッカを。

カーツさんセレクトのウォッカはヤエチカのリカーズハセガワ本店、東京駅には面白いお酒が至る所で売られている。時間があれば酒選びから楽しんでほしい。

「真空断熱水筒に氷を詰めて家から持っていくと、1~2時間は氷もほとんど溶けず中もキンキン。そこにスピリッツを注ぐと、ストレートに近いロックになるからオススメ!」とカーツさん。持参が厳しい人は、コンビニや大丸の酒売り場等で売っている氷の入ったカップを買うのもいいだろう。

サンドは大食の方のために抑えで。蒸留酒は冷やしたいなら、魔法瓶に氷を詰めて持参。溶けた水は洗面所に捨てウォッカ注げばキンキンの濃厚ロックに。

日本酒好きは、やっぱりコレっしょ

『おとなの週末』編集・武内セレクト
・特別純米 初亀、米鶴 かっぱ 特別純米
・『じゃがボルダ』のCalbee+×東京ばな奈 じゃがボルダ 鰹と昆布のうまみだし味
・『じゃがボルダ』のCalbee+×東京ばな奈 じゃがボルダ 牛だしとわさび味
・『サカナバッカ』のこばらちらし

改札内ですべてが揃えられる日本酒セット。車内の暖気でぬるくなることを考え、日本酒は常温でもおいしい、米感しっかりの純米や特別純米あるいは本醸造を選びたい。でもって1合瓶。好みの味をずっともいいが、いろいろ味を変えて楽しむのもオツでしょ。

つまみは東京駅限定の酒肴の味わい(?)のポテトチップスなら子供も食べられるし、食べ終えたあとの余韻でさらに酒が進む!大人な旅路にしたいなら海鮮ちらし。魚介で飲んで、締めはご飯で◎。

武内の「じゃがボルダ」は個包装なので、余ったものをお土産に配ることもできる。

…つづく「東京駅の穴場「おいしいパン屋」ベスト7軒…《あんぱん・サンドイッチ・カレーパン》サクッと買える「意外な商品」も大公開」では、意外と知らない東京駅のパン屋の穴場を紹介します。

※『おとなの週末』(※本内容は発売時点の情報です。最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください)

イラスト/倉本トルル 文/岡本ジュン、カーツさとう、編集部

画像ギャラリー

この記事のライター

関連記事

ウナギ・サヤカが査定!『エリックサウス』の南インドカレー5種セットを食べてお取り寄せとは何かを考える

「森には魔法使いがいるんだよ」…宮城県、三陸の養殖家が、世界中を旅して知った「カキの旨み」の正体

「こんなうまいものがあるのか」…20歳の青年が、オホーツクの旅で《ホタテ貝の刺し身》に感動、その後はじめた「意外な商売」

「肉そば」で一斉を風靡した『丸源ラーメン』 実は「熟成醤油ラーメン」も旨いのをご存知か? チャーラーも実践

おすすめ記事

【難読漢字】食べ物当て 泡のもとです

今買うべき「東京駅」土産7選!グランスタ東京、限定販売の商品がずらり【保存版】

30歳の佳子さま、皇室に残る考えは?秋篠宮さまの「皇族は生身の人間」発言の波紋

苦手の”もつ”を克服した絶品鍋とは?【2024年の心に残った食ベスト10】取材は年600軒以上『おとなの週末』ライター・飯田かおる

覆面調査で発見!下町の蕎麦前が旨い店4選 贅沢なつまみ、居酒屋感覚の名店

「お酒に合うグルメ」ベスト10を発表! カリスマバイヤー・猪口由美さんは何を選んだのか

最新刊

「おとなの週末」2025年1月号は12月13日発売!大特集は「東京駅」

2024年12月20日に開業110周年を迎える東京駅を大特集。何度来ても迷ってしまう。おいしい店はど…