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1980年、『A LONG VACATION』レコーディング開始

1980年、コロムビア・レコード(当時)からCBSソニー(当時)に移籍。『ロング・バケイション』のレコーディングに取り掛かる。

『A LONG VACATION』(ア・ロング・バケイション)

“コロムビアよりメジャーなCBSソニーに移って、ヒット狙いを初めて意識したんだ。それまでのナイアガラ・レーベルでの音楽は、自分の趣味趣味音楽だったんだね。それで食えていたから。それはそれで良かったんだけど、ここらで一発、大ヒットが欲しくなった。それが『ロング・バケイション』だったわけだ”

『ロング・バケイション』ヒット後のインタビューでそう語っていた。

世のレコーディングする数多くのミュージシャンはヒットを願って楽曲制作する。それは祈りに近い。が、大滝詠一は祈ることなく強い確信のもと、世に『ロング・バケイション』を送り出し、そして大ヒットとなった。 ヒットを狙って、ヒットを作れる。だから大滝詠一は天才なのだ。

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岩田由記夫
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