2024年12月20日に開業110周年を迎えた東京駅。何度来ても迷ってしまう。おいしい店はどこへ?そんなアナタにお届けします。「洋」の気分になったら行ってほしい3軒をご紹介。みんな大好きハンバーグにワインが欲しくなるビストロなど、ごちそう感あふれる料理が大集合です。
画像ギャラリー2024年12月20日に開業110周年を迎えた東京駅。何度来ても迷ってしまう。おいしい店はどこへ?そんなアナタにお届けします。「洋」の気分になったら行ってほしい3軒をご紹介。みんな大好きハンバーグにワインが欲しくなるビストロなど、ごちそう感あふれる料理が大集合です。
鉄板焼のライブ感!熱々の旨さ弾ける贅沢ハンバーグ『極味(きわみ)や』@八重北食堂
周囲に漂うのは食欲を刺激するいい香り。この匂いに導かれた先で出くわしたのがズラリと並んだ行列だ。数えきれないほど飲食店が軒を連ねる東京駅でも、その人気のほどは指折りだろう。
多くの客の目当てが九州産和牛と国産牛をブレンドし、レアで供されるハンバーグ。ひと口大に切ってから目の前にあるひとり1台の鉄板に乗せ、自ら仕上げの焼き入れをする独自のスタイルだ。
極味やハンバーグステーキ(M)1705円
肉汁が弾ける熱々に挑んでみれば粗挽きのごろっとした肉感から力強い風味と旨みが押し寄せてきた。岩塩やワサビ、柚子胡椒ポン酢など6種類付くソースや薬味も旨さを加速。さらに上質な伊万里牛ステーキも用意しており、両方を味わえるメニューも。
ちなみに「セット」を注文すれば、ガス釜で粒立ちよく炊いたご飯にスープとサラダ、それに加えてソフトクリームまで食べ放題になるのもうれしい限りだ。
店長:佐藤則之さん「駅構内で本格鉄板焼を楽しめます!」
[住所]グランスタ八重北1階
[電話]03-6273-4229
[営業時間]11時〜23時(21時頃LO)※行列の状況で前後あり
[休日]施設に準ずる
[交通]八重洲北口から徒歩1分
ノスタルジックな食堂車のあの味を食す、ちょっと贅沢な時間『STATION RESTAURANT THE CENTRAL』@グランスタ東京
かつて長距離列車での旅の楽しみのひとつに、食堂車があった。思い出として残るちょっと特別感のある食事時間。今も多くの旅行者が行き交う東京駅改札内で、店内にそんな「食堂車両」を再現したレストランがある。
赤煉瓦の壁に風格ある客車両、テーブルのランプと白いテーブルクロスがノスタルジック。供される料理は、食堂車時代から80余年の歴史を引き継いで磨かれてきたこだわりの洋食だ。なかでも、寝台列車「北斗星」や「カシオペア」で育まれた伝統のデミグラスソースは自慢の逸品。
牛ほほシチュー&カニクリームコロッケ2400円
じっくり煮込まれたコクと奥深い味わい。隠し味にバルサミコ酢も効いた大人味だ。ホロリと柔らかくなった牛ホホ肉と味わうシチューも、マスカルポーネチーズを溶かすハヤシライスも捨てがたい。
「何より楽しくくつろいでほしい」と調理長の新島正人さん。料理も空間もゆったり味わいたい。
料理長:新島正人さん「一組ひと組丁寧なサービスを心がけています」
[住所]グランスタ東京改札内地下1階
[電話]03-6256-0583
[営業時間]10時〜22時(※金は〜22時半、日・祝は〜21時半)
[休日]無休
[交通]グランスタ地下北口から徒歩1分
駅ナカのビストロ、その骨太な料理にワインが進む『ワイン食堂 旅する子ブタ』@グランスタ八重洲
忙しなく人が行き交う通路から、一歩店へと入れば真っ赤なソファーが目を惹く洒落たビストロの風情に、ここが駅構内ということを忘れそうになる。
料理の揃えはクラシカルなフレンチの煮込みやアルザス地方伝統のタルトフランベ、気取らないボリュームの肉料理と、共通項はワインに合うこと。
例えばビストロ定番のトリップの煮込みはグラタン仕立てにして、ピリッと効かせた辛さを北海道産チーズの焼き目の香ばしさとコクが包み込み、白でも赤でもぐいぐい進む。
牛トリップのピリ辛トマト煮込みダブルチーズのグラタン仕立て1078円
シェフのセンスと技と手間ひまが光る料理はどれを選んでも間違いなしのおいしさだ。さらにランチメニューも充実しており、ハンバーグのほかにビーフカツやローストビーフ丼なども。
また近くで働く人に向けたワンコインからあるテイクアウトメニュー(30食限定)は正午前に売り切れてしまうという人気ぶりだ。
サブマネージャー:斎藤雅人さん「ボトルワインもたくさんご用意。お好みでどうぞ」
[住所]グランスタ八重洲地下1階
[電話]03-5220-3233
[営業時間]11時〜22時(21時LO)
[休日]無休
[交通]八重洲地下中央口から徒歩3分
撮影/小島昇(極味や、THE CENTRAL)、西崎進也(旅する子ブタ)、取材/菜々山いく子(極味や、旅する子ブタ)、池田一郎(THE CENTRAL)
■おとなの週末2025年4月号は「ときめきの喫茶店」
※2025年1月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
…つづく「【保存版】東京駅改札外の弁当&つまみ11選 1000円のコスパ最強海苔弁がスゴイ!」では、東京駅の改札外で買えるコスパ最強のお弁当をレポートしています。
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