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桜の葉を食べるか、食べないか食べ方に意味あり

松「桜餅の葉っぱって食べるor食べない問題あるじゃない?」

輔「僕は食べる派。ただ元祖の『長命寺』や『三原堂』は、最初から外して食べる設計なんだって。『志むら』で聞いた葉っぱの出来不出来が年によって違うという話が面白かった。今年は特に良いらしいよ」

『栄泉堂岡埜』桜餅、道明寺ともに259円

『栄泉堂岡埜』(右)桜餅、(左)道明寺ともに259円 創業明治35年。関東風の皮は白玉粉と小麦粉を焼いたもの。関西風は乾燥餅米を粗く砕いた道明寺粉を炊いて餡を包む

井「それ聞いたら今すぐ買いに行きたくなった!」

輔「でしょう。食べると口の中から鼻腔をそそる“香り返し”がきてワインや葉巻のような楽しみ方ができるんだな、桜餅は」

菜「季節感と風情があるよねえ。一方こちらで担当した、たい焼きはいつも寄り添ってくれる、心強き庶民派おやつ」

井「たい焼きこそ新しい店ってなさそうな印象」

菜「あったのよ。『奥萬屋』は大阪から移転した店で、王道の小豆餡に加えてクリームチーズ入りなんかのアレンジ系も作りつつ、おかず系たい焼きとお酒でちょい飲みセットも出してたり」

松「たい焼き飲みか、斬新。でも試してみたい!」

菜「変わるものと変わらないもの、両方を守っていくのが大事だね」

輔「うんうん、和菓子は惜しまれつつ消えゆく店が多いジャンルだけど、日本人として守っていかなきゃいけないな、と改めて思った取材だったよ」

文/菜々山いく子、撮影/鵜澤昭彦

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※2025年4月号発売時点の情報です。

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おとなの週末Web編集部
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