2025年も6月に入り、いよいよ本格的な夏が到来ですね。この時期になるとやはり海が見たくなります。今回は夏のレジャーに相応しい、ぐるり海に囲まれた千葉県の名物グルメをご紹介します。
ご当地グルメが数多い、魅力的な千葉県
千葉は15年ほど前に仕事したことがありますが、海はもちろん山もありますし、ゴルフ場の数は全国有数、競馬場も2つ、しかも「夢の国」もあるなどエンタメがとても充実しています。そして何といってもご当地グルメが数多くあるとても魅力的な県です。
筆者は今でもゴルフや競馬の帰りに、行きつけだったお店をのぞいては、懐かしい味に舌鼓をうつこともしばしば。今日から3回にわたって千葉県を取り上げ、海の幸から山の幸、老舗の酒場から海沿いのカフェまで、魅惑のお店をご紹介したいと思います。題して「千葉の誘惑シリーズ」。初回は「コの字カウンター」が呑兵衛を誘う酒場3店に出没します。
以前「熱海温泉編」で書いた通り、「コの字カウンターの酒場でハズレはない」、というのは私のみならずお酒好き方は誰もが思うのではないでしょうか。ところがありそうであまりないのが「コの字カウンター」のお店です。
「夢の国」の帰りにいかが?『山ちゃん』の「豆腐もつ煮込み」
では最初に、JR蘇我駅(千葉市)から歩いて7~8分のところにある『山ちゃん』をご紹介します。同店はのれんをくぐるとすぐに「コの字カウンター」が皆さまを迎えてくれます。当店のカウンターは典型的なコの字で思わず顔がニヤけるほどです。お客様の目の前には焼き場があり、奥には厨房、入って右側には小上り。1~3人の時は迷わずカウンターに座りましょう。
当店の名物料理は何といっても「重ネ(かさね)」。簡単に言うと「豆腐もつ煮込み」です。旨味たっぷりのタレにからまった大きな豆腐の上にもつが、さらに千葉名物の「玉ねぎ」がどっさりかかっています。いろんな食材が重なっているので「重ネ」ではないかと。ちなみに千葉県の玉ねぎ収穫量は全国で毎年10位台を推移。次回以降ご紹介する多くの食事で玉ねぎが使われていますので、是非ご期待ください。
閑話休題。山ちゃんの食事は「重ネ」以外も全て美味しい。地元の海でとれたと思われる海鮮ものもモツ焼きも、専門店並みの美味しさでどなたでもご満足いただけるハズです。JR蘇我駅界隈にはホテルも何軒かありますし、「夢の国」の玄関であるJR舞浜駅にも乗り換えなしで約30分。米国式エンタメにどっぷり浸かった後、日本ならではの酒場で疲れを癒してはいかがでしょうか。