ますますスリリングになる絶叫マシン
ちなみに日本でいちばん古いローラーコースターは、「浅草花やしき」(東京都台東区浅草)のもので、1953(昭和28)年から現在まで運行しています。手を伸ばせば建物に触れそうな狭い空間を、東京スカイツリーを見ながら最高時速42キロメートルで走るコースター(2025年5月20日~7月11日まで運休中)です。
「ジェットコースター」は「絶叫マシン」とか「絶叫アトラクション」と言われ、遊園地の花形アトラクション。スピードだけでなく高さや落下角度、座席の回転など、よりスリル感がアップしたものが人気です。
ナガシマスパーランド(三重県桑名市)の全長2479メートルの世界最長(2024年3月現在)を誇るギネスナンバーワンのモンスターマシン「スチールドラゴン2000」をはじめ、富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)には1996年に登場しコースターの醍醐味を楽しめる「FUJIYAMA」、走行しながら座席が前や後ろにグルグルと回転する「ええじゃないか」、最大落下角度121度で急降下する「高飛車」などなど。このほかにもまだまだスリリングなジェットコースターがたくさん登場しています。
これらの絶叫マシン、「大好き!」という人と「超苦手」という人に分かれると思いますが、皆さんはどちらでしょうか。「FUJIYAMA」ができたばかりの頃、話のタネにと一度に乗ったことがありますが、「超苦手」派としては最初から最後までずっと目を閉じたままだったため、あの数分間に何が起こっていたのかはまったくわかりませんでした。しかし、あれほど絶叫することは日常ではほぼないので、苦手の人も場合によっては、大声を出すことで日頃のストレス発散につながるかもしれません。