「7月3日」。今日は何の日でしょう?答えは「ソフトクリームの日」!
日本人の心をギュッとつかんだソフトクリーム
7月3日は日本ソフトクリーム協議会(東京都品川区荏原)によって1990(平成2)年に制定された「ソフトクリームの日」です。1951(昭和26)年7月3日、米軍主催で「アメリカ独立記念日」を祝うカーニバルが東京の明治神宮外苑で行われました。そのとき出ていた模擬店で、日本で初めてコーンスタイルのソフトクリームが販売されました。まさに日本人が初めてソフトクリームを食べることになった日です。
戦後の復興期、活気づいた街には飲食店が増えていきました。有名百貨店の食堂などでいち早くソフトクリームの販売が開始されると、ソフトクリームはあっという間に人々の心をつかみ、第1次ブーム(1954年〜)の到来となりました。
滑らかな口当たりと出来立てのフレッシュ感が特徴のソフトクリームは、「ソフトクリームフリーザー」という専用の機械で作ります。マイナス5度~マイナス7度程度に冷やされることで、柔らかくて甘い冷たいソフトクリームになります。一方、アイスクリームはマイナス30度以下で急速に固められ、販売時にはマイナス18度程度になります。ソフトクリームとアイスクリームの大きな違いはこの温度で、味覚の違いにもなっています。