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覆面取材で見つけた間違いない店だけを掲載しているグルメ専門誌『おとなの週末』
撮り鉄の「食」の思い出(54)山口県の山陽本線でハモ三昧&へたこ飯/2006~2019年

撮り鉄の「食」の思い出(54)山口県の山陽本線でハモ三昧&へたこ飯/2006~2019年

山口県の山陽本線でハモ三昧&へたこ飯/2006~2019年


2009年まで走っていた東京駅発九州方面行きの寝台特急は、“ブルートレイン”の愛称で人気がありました。

東京駅から夜を走り、朝になって明るく撮影ができるのが山口県です。

穏やかな瀬戸内海を見ながら走る特急が魅力的でした。

山口県内の山陽本線を走る特急富士・はやぶさ(2006年撮影)


朝の、ブルートレインの撮影が終わると、海岸線の撮影をすることもありました。

よく行ったのが富海(とのみ)駅近くの漁港です。

小さな漁港の雰囲気が気持ちいい撮影地です。

富海駅近くの漁港(2006年撮影)


ある日のこと。

静かな港からバシャバシャと音が聞こえます。

港からバシャバシャ音が聞こえる(2006年撮影)



よく見ると……イ、イヌ……!?

なんとも感動的な走り。

しばらく飛び回っていました。

撮影の合間の忘れられない光景です。

海を飛び回るイヌ!?(2006年撮影)


そして今年。

九州からの帰り道に、この撮影地の近くを通りがかりました。

まぁ、天気が悪くて、のんびりと一般道を移動中のことです。

近くの道の駅『ソレーネ周南』に立ち寄りました。

撮影ポイントに近い道の駅『ソレーネ周南』(2019年撮影)


この道の駅、レストランがあり、地元のお土産や野菜など豊富に置いてあります。

なかには、獲りたての地元魚介が並ぶ魚屋さんが入っています。

そこで目についたのは“ハモ”

想像以上に大きな魚です。

道の駅で見つけたハモ(2019年撮影)


さて、ハモです。

西日本の方には比較的なじみ深いようですが、東の人間はあまりなじみがありません。

私は地元の魚屋では、まず見かけません。

食べたことがないわけではないですが、もちろん料理をしたこともありません。

それに、京都の割烹での高級料理のイメージがあって、値段的なハードルも高い魚です。

レジで、ハモ代+調理代の、計900円を払う(2019年撮影)


並んでいるハモの値段を見てみると、巨大なもので700円、やや小さめは500円……。

んん? 安い!

お店で聞くと、骨切りまでは調理をしてくれるとのこと。

どのサイズにするか悩んでいると、

「これくらいが骨もやわらかくておいしいよ」

隣にいた、通りすがりの漁師さんからのアドバイスで、小さめに決定です。

調理場に持ってゆくと、骨切りまでしてくれる(2019年撮影)


ハモをもってレジに行き、ハモ代500円と調理代400円(普通の魚は100円)を払います。

お願いして骨切りの写真を撮らせていただきました。

しゃ、しゃ、しゃ……と、リズミカルな音が聞こえて、あっという間に切り身になりました。

ここまで調理してくれる。
切り身になってもかなり大きい(2019年撮影)


ハモを持って富海駅近くの港に行きました。

天気は良くないのですが、一応カメラをセットします。

前回の訪問から10年以上経っても、風景はほとんど変わりません。

富海駅近くの港。
車両の色は変わったが、風景は変わらない(2019年撮影)

今回の車中料理、ハモづくしの1品目は「ハモの湯引き」!


カメラをセットしたまま、調理開始です。

近くの踏切が鳴るとカメラに移動して撮影、終われば戻って調理継続します。


まずは“ハモの湯引き”。

ハモをひと口大に切り、湯がきます。

コツは、魚屋さんで聞いたのですが、沸騰させた状態にして、さっとくぐらせ、冷水にさらすこと。

沸騰した湯にくぐらせる(2019年撮影)

すぐに冷水にさらす(2019年撮影)

冷水からあげて水切り(2019年撮影)


完成した湯引きは、お店ですすめられた酢味噌と、梅干しをたたいて乗せたものの2通り作りました。

湯通ししている間は、少し生臭くて、いったいどうなるのかと思っていましたが、できあがったものは上品な魚の香りがします。

酢味噌とたたき梅を乗せてハモの湯引き完成(2019年撮影)


身はふわっとしていて骨は感じません。

写真では酢味噌もたたき梅も少な目ですが、けっこうたっぷりつけても魚の味が強いので大丈夫。

実においしくいただきました。

2品目は「ハモの蒲焼き」にしようと思ったけど……!?


続いては、ハモの蒲焼です。

少し大きめに切った切り身に塩コショウをかけて、小麦粉をまぶします。

粉がなじんだところで多めのオリーブオイルで揚げ焼きします。

切り身に塩コショウ(2019年撮影)

小麦粉をまぶす(2019年撮影)

多めの油で揚げ焼き(2019年撮影)


このあと甘辛に味付けするつもりだったのですが、いい香りがたって、あまりにもおいしそうなので、何切れかを取り出しこれで一品。

ハモ焼きの完成です。



ハモ焼き完成(2019年撮影)


わさび醤油でいただくと、香ばしさがすばらしい一品になりました。


残りはお酒、しょうゆ、砂糖で煮込み、汁気が飛んだところで蒲焼完成です。

しっかりした味が最高!

日中でお酒が飲めないのが、なんとも残念です。

タレで煮込む(2019年撮影)

山椒をふって蒲焼完成(2019年撮影)

ハモに合わせるご飯は、タコで作ったお弁当の「へたこ飯」


ハモといっしょにいただいたご飯モノは“へたこ飯”。

同じ道の駅で買いました。

道の駅で買った“へたこ飯”450円(2019年撮影)


へたこ?

へた=戸田 富海駅の隣の駅が戸田駅です。

この戸田の海で獲れたタコで作ったお弁当。

“戸田”のタコで作ったお弁当=へたこ飯……です。

タコ飯に煮タコとタコフライ、まさにタコ三昧。

タコの香りが存分に楽しめ、煮タコもフライもやわらかくておいしいお弁当です。

毎日、けっこう早めに時間に売り切れるそうです。

山陽本線の戸田駅、「へた」と読む(2019年撮影)

戸田駅はかなりいい感じの佇まい(2019年撮影)

タコの香りと、やわらかな食感が最高(2019年撮影)


2時間近い昼食時間。

普段の撮影ではあまりないのですが、長期撮影の曇りの日ならではです。

とにかく、山口県の瀬戸内の味を楽しみました。

天気予報では終日曇りときどき雨だったのですが、ちょうど食べ終わったころ、一気に晴れてきました。

おいしいものを食べて、気持ちよく撮影をして、港を離れました。

食後は、気持ちよく晴れてきた(2019年撮影)







佐々倉実(ささくら みのる)
 鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”、初めて鉄道写真を撮ったのが小学生のころ、なんやかんやで約50年経ってしまいました。鉄道カメラマンなのに撮影の8割はクルマで移動、列車に乗ってしまうと、走るシーンを撮影しにくいので、いたしかたありません。そんなワケで年間のかなりの期間をクルマで生活しています。趣味は料理と酒! ヨメには申し訳ないのですが、日々食べたいものを作っています。
 鉄道旅と食の話、最新の話題から昔の話まで、いろいろとお付き合いください。
 ちなみに、鉄道の他に“ひつじ”の写真もライフワークで撮影中、ときどきおいしいひつじの話も出てきます。なにとぞご容赦ください。

このグルメ記事のライター
佐々倉実@まとメシ

鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”、鉄道旅と食の話、最新の話題から昔の話まで、お付き合いください。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
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