球場の記憶が息づく 大阪のバーシーン『センタラグランドホテル大阪 スモーク&スピン』
難波の景色がゆらぐ夜更け満ちる高揚に軽やかに乾杯
大阪球場の跡地に建つセンタラグランドホテル大阪。その最上階に位置する〈スモーク&スピン〉は、野球由来のモチーフを忍ばせつつ、NYデザインチームが仕上げた洗練のバーだ。
バーテンダーの横山ゆかさんが惹かれるのは、ニッカフロンティアにほのかに漂う“磯”のニュアンス。「魚介の出汁がもつ旨みや塩味と、フロンティアの香味には通じるものがあります。冬にはその親和性を生かした温かい一杯を形にしたい」と話す。
フロートハイボールにおすすめするのは燻製ダブルチーズバーガーとフライドポテト。燻香がハイボールのすっきりとした飲み口を引き立て、全体に心地よい調和をもたらす。眼下に広がる大阪の街並みを眺めながら、グラスを手にゆるやかに過ごすひとときが心に染みる。
[店名]『センタラグランドホテル大阪 スモーク&スピン』
[住所]大阪府大阪市浪速区難波中2-11-50 センタラグランドホテル大阪33階
[電話番号]06-6695-7204
[営業時間]11時〜24時(23時LO)
[休日]無休
[交通]地下鉄御堂筋線なんば駅4番出口から徒歩8分
昼はカフェ、夜はバー 京都でゆるりと憩う『ホテルモントレ京都カフェ&バー ザ・ライブラリー』
カフェの灯りが夜には落ち着きほどける時間が一階に満ちる
京都駅からほど近いホテル1階に佇む〈ザ・ライブラリー〉は、英国調の設えが印象的な空間。アフタヌーンティーやデザートで華やぐ時間帯から一転、夕刻からは灯りが和らぎバーとしてしっとりと趣を深めていく。
カウンターを預かる山本賢さんは、フロートハイボールの魅力を“気軽に味わえる特別感”と表現する。冷えたソーダの上にウイスキーを静かに重ねれば、淡い層が生まれ、時間とともにゆるやかに混ざり合う。強すぎない飲み口は女性にも好まれ、食前の一杯としても選ばれているという。
ホテルバーの格式に肩肘張らず、旅の途中にも日常の帰り道にも寄り添ってくれる一杯がここにはある。京都らしい落ち着きに包まれながら、心をゆるめる一瞬をそっと受け止めてくれる場所だ。
[店名]『品川プリンスホテル DINING & BAR TABLE 9 TOKYO』
[住所]京都府京都市中京区烏丸通三条下ル饅頭屋町604 ホテルモントレ京都1階
[電話番号]075-212-3911
[営業時間]ランチ・カフェ11時〜16時、カフェ・バー16時〜21時(20時半LO)※金・土・祝前日16時〜22時(21時半LO)
[休日]無休
[交通]地下鉄烏丸線ほか烏丸御池駅6番出口から徒歩2分
問合せ/アサヒビール株式会社お客様相談室、電話番号/0120-011-121 ※平日16時〜10時(12時半〜13時半を除く)
撮影/上田佳代子、取材/Fly inc.
※「飲酒は20歳になってから。」「飲酒運転は法律で禁止されています。」
※月刊情報誌『おとなの週末』2025年1月号発売時点の情報です。
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