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■難読漢字、食べ物編の正解はこちら

正解:ポンカン

ポンカンは、ミカン科ミカン属に属する常緑低木の果実で、インド北東部のアッサム地方が発祥の地とされています。

日本に入ってきた正確な時期は定かではありませんが、明治時代初期に台湾から導入されたのが始まりとされています。その後、温暖な気候を持つ日本の九州地方や四国地方、とくに愛媛県や鹿児島県、和歌山県などで栽培が広がり、日本の風土に適応した独自の品種群が形成されていきました。

旬の時期は、栽培方法や品種によって多少異なりますが、一般的に12月から2月にかけてです。

早生種は12月上旬から市場に出始め、酸味がほどよく残ったさっぱりとした甘さが楽しめます。普通種は12月下旬から1月にかけて収穫され、貯蔵庫で酸味を抜きながら熟成させることで、年明けのもっとも寒い時期に甘さが凝縮された状態で出荷されます。

名前は、原産地であるインドから中国や台湾へと伝わる過程で、貿易の中継地となっていたインド西部の都市プーナに由来するという説がもっとも有力とされています。

この「プーナ」の名が現地で「ポン」と発音され、柑橘類を示す「柑」と結びついて、「ポンカン」と呼ばれるようになったといわれています。

ただし、漢字表記は「椪柑」が一般的です。ちなみに、「椪」は柑橘類を指す漢字です。

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『おとなの週末』Web編集部
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