×

気になるキーワードを入力してください

SNSで最新情報をチェック

ギャラリーやホテル、工芸の都を歩く楽しさ

工芸をテーマに歩くと、金沢という街はぐっと景色が違って見えてくる。「東京国立近代美術館工芸館」が金沢に移り、「国立工芸館」となったのが2020年。以来、この街はますます工芸の都へと進化を続けているのだ。

表情の異なる古い町並みが点在する金沢。

例えば長町はかつて武家が暮らしたエリアで、武家屋敷の土塀や石畳が今も遺る。その一角にある『クリーヴァ』に足を踏み入れると、明るい陽光が差し込む空間が眼前に広がる。さらに奥へ進めば古い蔵が現れ、中はギャラリースペースになっていた。

キュレーションを手掛ける店長の川岸さんは、「時代を経ても古くならず、恒久的に美しいもの。独自性やアート性もあるけれど、生活に取り入れやすいものを選んでいます」と話してくれた。

『クリーヴァ』が日常に寄り添うアートなら、『アートショップ月映』は、あえて実用性を排したオブジェのような作品を扱う。

ここはかつて商人の町として栄えた安江町の路地に佇む古民家のギャラリーだ。店名は庭にあった“つくばいに月が映った”という話に由来する。扱うのはほぼ地元金沢の作家。伝統工芸の技を取り入れた革新的な作品が目を引く。

そして石川県といえばやはり九谷焼だろう。今やその世界はすごいスピードで進化している。

「九谷焼は制約が少なく、若い作家が自由に挑戦できるからイノベーションが起こしやすい」と語るのは、ひがし茶屋街にある『縁煌』の店主・野原さん。

最近は赤絵の再評価が目覚ましく、若手作家が次々と登場しているという。伝統的でありつつも、九谷焼の世界は想像以上に自由なのだ。

毎年の「KOGEIフェスタ!」や11月末に開催される「KOGEI Art Fair Kanazawa」など、秋は街全体がより工芸に染まる金沢。アートなホテル『ハイアット セントリック 金沢』に泊まり、工芸に触れるのも、新たな金沢の旅のスタイルだ。

撮影/松田麻樹、取材/岡本ジュン

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

※画像ギャラリーでは、こだわりの工芸品の画像をご覧いただけます

月刊情報誌『おとなの週末』2025年11月号発売時点の情報です。

2025年11月号

■おとなの週末2026年3月号は「推しかつ」

『おとなの週末』2026年3月号
icon-gallery
icon-prev 1 2 3 4 5
関連記事
あなたにおすすめ

関連キーワード

この記事のライター

『おとなの週末』編集部
『おとなの週末』編集部

『おとなの週末』編集部

おとなの自動車保険

最新刊

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌『おとなの週末』。2026年2月14日発売の3月号では、「推しと…