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正解:マゴチ
マゴチはカサゴ目コチ科に属する海水魚です。
その生態は、まさに砂辺の狩人そのものです。浅い海の砂泥底を好み、自らの体の色を砂に似せてカモフラージュし、目だけを砂の上に出して潜み、目の前を通る小魚やエビを、大きな口で一瞬のうちに吸い込みます。
釣りの世界では、マゴチは「照りゴチ」という言葉で親しまれています。
これは、梅雨明けの強い日差しが照りつける盛夏の時期にもっとも脂がのり、美味しくなることから名づけられました。
一般的に白身魚の旬は冬とされることが多いですが、マゴチは数少ない「夏の白身の王様」として重宝されます。冬のフグに対して「夏のフグ」と称されることもあるほど、その身は弾力に富み、噛みしめるほどに淡泊ながらも深い甘みが広がります。
名前の由来には諸説ありますが、もっともよく知られているのは、その平たい頭部が、かつて貴族や神職が儀式の際に手に持っていた「笏(しゃく)」に似ていることから、笏の古名である「コツ」が転じて「コチ」になったという説です。
漢字で「鯒」と書くのは、砂底を這うように泳ぐ姿が踊っているように見えたため、あるいは獲物を襲う際に力強く跳ね上がる様子から「魚」に「踊」を組み合わせたものだと言い伝えられています。
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