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雪に包まれた峡谷を車窓から望む、小さな旅にいざ出発!

「機関車検修庫」では点検中のトロッコ列車を見学することが可能

翌朝はホテルで朝食を済ませた後、「冬の黒部峡谷プレミアムツアー」(おとな4000円、小学生以上2000円)へ参加してみた。こちらはトロッコ列車がオフシーズンの時期にトロッコに乗車できる、唯一無二の貴重なツアー(各回47名先着順)だ。2月末まで日程限定で1日4回ほど開催している。

冬の期間、トロッコ列車を体験できるのはこのツアーのみ

黒部川の電源開発の歴史を学べる「黒部川電気記念館」を回ることができるほか、普段は入れない「機関車検修庫」に入ってトロッコ電車を分解点検している様子を見学できるので、電車好きにはたまらないツアーである。しかも専門のスタッフの丁寧な解説付きだ。

そして、最大の見どころは、「宇奈月駅」から窓付きの「リラックス車両」に乗車し、約530m先の名所「新山彦橋」まで、冬の黒部峡谷を走るトロッコ電車を実際に体感できること・・・!

間近で見る橋は、遠方から見る眺めと異なる趣を感じさせてくれる

「黒部峡谷鉄道」は古くから「黒部川電源開発」と歩みをともにしてきた。立山連峰と後立山連峰の間を流れる黒部川が、長い年月を掛けて刻み込んだ日本で最も険しく深い渓谷は、その厳しい自然環境からもともと未開の荒地だった。しかし、大正12年の本格的な発電所の建設スタートとともに、建設用の資材や作業員を運ぶための列車が必要になったことから、細い道に対応したレール幅762mmのトロッコ列車が生まれたそうだ。

車窓から覗く、赤い「新山彦橋」と真っ白な雪のコントラストには圧巻

当時は、一般利用はごく限定的であったものの、やがて「列車に乗りたい」という観光客が増えたことから、観光用トロッコ列車にも対応。今では、年間100万人を超える乗客でにぎわう人気観光スポットとなった黒部渓谷だが、過酷な地形の開拓には、先人たちの計り知れぬ苦労があったようだ。そんな歴史の深い渓谷とトロッコ列車が織りなす、絶景に浸ることができた1泊2日の旅。この冬は、ここでしか出会えない景色に会いに富山に足を運んでみては。

文・写真/中村友美

『黒部・宇奈月温泉 やまのは』
住所:富山県黒部市宇奈月温泉352-7
電話:0765-62-1311
料金:1室2名利用時1泊2食付き1室21000円~

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中村友美
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