北アルプスに囲まれた日本最大級の峡谷といえば、富山県の黒部峡谷だ。手つかずの自然に包まれ、秘境感たっぷりのこのエリアの見どころは、黒部川沿いを駆け抜ける、トロッコ列車。今回はそんな列車の走る橋を望む『黒部・宇奈月温泉 やまのは』へおじゃましてきた。雪に包まれ、幻想的な雰囲気漂う宿と、トロッコ列車を楽しむ1泊2日の旅をお届けしていきたい。
白銀の断崖や渓流が織りなす、冬の絶景を満喫できる宿へ
旅の目的となった『黒部・宇奈月温泉 やまのは』は、富山県随一の温泉郷、宇奈月温泉にある。箱根の『箱根・芦ノ湖 はなをり』を筆頭にホテル・旅館を手掛ける『ORIX HOTELS & RESORTS』が運営する宿だ。目の前には黒部川が流れ、宿の窓からはその上に掛かる赤い橋、「新山彦橋」を望むことができる。大正12年に開湯して以来、90年あまりの時を刻む”美肌の湯”と称される温泉に浸かりつつ、峡谷美を堪能できる点も人気の秘密だ。例年、12月下旬から3月上旬は積雪が見られるが、取材時も外はすっかり白銀の世界へと姿を変えていた。
到着すると、大パノラマの自然が目の前に広がるカフェラウンジ、「欅-KEYAKI-」が出迎えてくれる。トラス橋をイメージさせる木製の書庫や石造りのテーブルなど、自然素材を利用することで黒部の四季を表現した空間だ。
「このエリアでは、四季折々の景色をゆったり鑑賞しつつ、コーヒーをはじめとするドリンクを好きなだけ味わうことができます。春からはトロッコ列車、夏は新緑、秋は10月半ば頃から紅葉と、訪れる時期によってさまざまな表情が楽しめます。冬はオフシーズンですが、風情のある雪景色を楽しみに足を運んでくださる方も沢山いらっしゃいます」と、セールス&マーケティング課の岩田千聖さん。
今の時期はトロッコ列車休業中だが、2月末まで日程限定で「冬の黒部峡谷プレミアムツアー」(詳しくはHPを要確認)が行われている為、運がよければ橋を走るトロッコ列車とも遭遇することができるかもしれない。
「客室でおすすめは、本館 デラックス和洋室です。本館のこのタイプのお部屋は全室、新山彦橋を鑑賞することができます」と岩田さん。
宿のシンボルカラーであるグリーンとシックなブラウンでまとめられた和モダンなテイストの客室は、ほっと寛げる癒しの空間。2名から6名まで宿泊でき、夫婦にも子連れにも最適な広々とした空間だ。


















