■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解:みがきにしん
身欠鰊とは、ニシンの干物です。まず、ニシンの頭と尾、そして内臓を取り除き、開きにした後、数週間という長い時間をかけてじっくりと乾燥させて作られます。
よく乾燥させることで冷蔵技術のなかった時代でも長期保存や遠方への輸送を可能にしました。かつての北海道では、春になると産卵のために押し寄せるニシンが海を白く染める「群来」が見られ、獲れすぎたニシンを無駄にしないための工夫としてこの加工法が確立されたのです。
身欠という言葉は、「磨き上げる」という意味の「磨き」が転じたものだといわれています。乾燥したニシンの肌が、熟練の職人の手によって美しく磨かれたように光沢を放つことから「磨き鰊」と呼ばれ、それがいつしか「身欠鰊」という表記に定着したとか。
身欠鰊は乾燥度合いによって大きくふたつに分けられます。主流の「本身欠」はきわめて硬く、米のとぎ汁でひと晩以上戻す手間が欠かせませんが、その分、凝縮された旨味が際立ちます。
いっぽう、乾燥を抑えた「ソフト身欠」は戻し不要で、焼く、煮るなど手軽に調理できるのが魅力です。
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