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野毛の歴史とともに歩む「萬里」——充実の小皿メニューも嬉しいポイント

最後にご紹介するのは、『萬里(横浜市中区)』です。1949年(昭和24年)創業。横浜で最初に餃子を出したお店と言われており、一説では「日本の焼き餃子発祥の店」とも言われています。戦後の闇市から発展し、野毛の歴史とともに歩んできた、地域住民に長く愛される名店です。

萬里

伝統の餃子を食べようとメニューを見ると、「小皿(ハーフ)メニュー」が目に入りました。その数、約20品。これは注目です。しかも、ここにも赤い縁の「焼豚」があるではないですか!。食べないと一生後悔します(笑)。同じく愛してやまない「麻婆豆腐」と一緒に注文しました。

「焼豚」は弾力があって肉肉しく、「麻婆豆腐」はそれほど辛くないスタンダードなタイプで、歴史に培われた安定感のある料理でした。

萬里(焼豚ハーフ)
萬里(麻婆豆腐ハーフ)

締めにいただいたのは、「五目そば」。思えば一時期、五目そばばかり食べていたことがあります。ラーメンって、なぜか特定のメニューに夢中になる時期があります。味噌ラーメンにハマることもあれば、タンメンばかり食べてしまうこともあって、気がつくとそれしか食べていない、なんてこともあります。

萬里(五目そば)

同店は「豚のモツのうま煮」などのホルモン料理も有名ですので、ぜひ「第一亭」と食べ比べてみてください。

今日は野毛の中華御三家をご紹介しました。冒頭で、野毛界隈にはWINSがあると申し上げましたが、「第一亭」の写真にチラリ勝馬投票券(馬券)が映っています。はい、野毛に行く時は、たいてい競馬もセットです。御三家のカウンターで食事に舌鼓を打ちながら、レースの結果を予想する。これほど楽しい時間はありません。競馬新聞片手に赤ペンを握るおじさん。そんな筆者も、野毛の妖しい雰囲気にひと役買っているのかもしれません。

文・写真/十朱伸吾 
おとなの週末Web専属ライター。全国のご当地グルメを求めて40年余。2013年には、“47都道府県食べ歩き”を達成した。訪れた飲食店は1万軒をゆうに超える。旅と食とお酒をこよなく愛するオプチミスト。特にビールには一家言あり。競馬と写真とゴルフも趣味。週1の自転車ツーリングとサウナでダイエットにも成功した。好きな言葉は「発想力は移動時間に比例する」。

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