■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解:アマドコロ
甘野老は、キジカクシ科(古い分類ではユリ科)アマドコロ属に分類される多年草で、日本全国の山野に自生している植物です。
春から初夏にかけて、弓なりの茎にスズランに似た白い筒状の花をいくつもぶら下げるように咲かせます。その可憐な姿から観賞用の園芸植物として庭先や茶花に利用されるほか、古くから山菜や生薬としても親しまれてきました。
名前は、ヤマノイモ科の植物「トコロ(野老)」との違いからつけられました。
「野老(トコロ)」という漢字は、地下茎から伸びるひげ根の様子が、老人のひげや腰の曲がった老人の姿を思わせることから当てられたとされています。
トコロ類は強い苦味やえぐみがあるため、食用には十分なあく抜きが必要です。一方、アマドコロの地下茎にはほんのりとした甘みがあります。そのため、苦味の強いトコロ類と区別する意味で、「甘野老」という名前がつけられました。
若芽や若い茎は山菜として利用され、おひたしや和え物、天ぷらなどで楽しまれています。
また、地下茎は乾燥させて生薬「玉竹(ぎょくちく)」として用いられ、古くから滋養強壮や咳止めなどを目的に利用されてきました。
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