キリッと冷たいツユをまとった蕎麦はやはりキュッと冷たく、口中に涼をもたらしてくれる。秋田で生まれたとされる、そんな「冷やかけ」の“元祖”を継承する味を、都内でも楽しめるお店があるという。江戸時代から引き継がれる、その味はいかに?と訪れてみたら、そこは蕎麦好きにも酒好きにもうれしい良店だった!
素朴な味わいがヤミツキになる元祖「冷かけ」『蕎麦処・酒場 大吉田』@新橋
江戸時代に大阪「砂場」で修業した弥助が故郷の秋田に技を持ち帰り、店の名物として蕎麦に冷たいツユをかけて提供したのが「冷かけ」の始まりだそう。
元祖を継承する地元「弥助そば」の味を東京で唯一楽しめるがこちら。
運ばれてきたそれは……おぉ、やや黒めの平打ちで歯切れよく、噛むほどに蕎麦の香りが持ち上がる。
元祖冷かけ 550円、天ぷら(春菊のかき揚げ220円、海老220円、舞茸220円)

カツオと昆布を使う甘いツユは北国らしい風情を醸し出し、素朴な味は飲んだ〆にもピッタリ。そう、ここは朝から飲める酒場でもあるのだ、うひょー。
しょっつる入りのおでんや刺身などつまみは驚きのオール220円。蕎麦目的の人も酒好きの私もあなたも、誰にも等しき安らぎの場。
飲んだ帰りは火打石でカチカチと切り火をして安全を祈ってくれる。
結論。安くて旨い、真っ当ないい店です!
店主:栗本修次さん「元祖冷やかけも火打石も、日本の古き良き伝統を大切にしています」
[店名]『蕎麦処・酒場 大吉田』
[住所]東京都港区西新橋1-9-8 南佐久間ビル1階
[電話]03-6206-1660
[営業時間]7時~23時半、土・日13時~23時
[休日]無休
[交通]JR山手線ほか新橋駅から徒歩5分・都営三田線内幸町駅A3出口などから徒歩3分
撮影/小澤晶子、取材/肥田木奈々
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