■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解:ハリギリ
針桐は、ウコギ科ハリギリ属に分類される落葉の高木です。北海道から九州まで日本の山野に広く自生しており、成長すると高さが20mを超えることもある大木になります。
食用にするのは、春先に枝の先端から力強く展開し始める若い芽や若葉です。地方によっては「トネリ」や「センの芽」といった呼び方で親しまれており、山菜採り愛好家の間では春の訪れを告げる味覚として知られています。
ハリギリの若芽は、心地よい苦味、そして奥深いコクを持っています。味はタラの芽に似ていますが、より濃厚な風味が感じられます。
「針」は漢字の通り、幹や枝、さらには葉の裏面や葉柄にまで多数生えている鋭く硬い刺を指しています。「桐」は、葉の形や材質がキリ科の植物に似ていることに由来します。
名前の通り、木全体に鋭い刺が密集しているため、不用意に触れると怪我をする危険があり、採集の際には細心の注意が必要です。
定番の調理法は天ぷらです。衣を薄くつけて高温の油でカラリと揚げると、特有の苦味がマイルドになり、サクサクとした食感とともに豊かな香りが口いっぱいに広がります。
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