食事に制限がある人も、ない人も、「同じ料理を食べる」というコンセプト
M’s Tableは、動物性の肉・魚介・卵・乳製品・白い砂糖を使わず、植物由来の食材だけで料理を提供している。もちろん、それだけでも十分に魅力的なお店だ。
でも、私が心を動かされたのは、お店の理念だった。
「元町に来街された皆様に楽しく咲顔(えがお)で同じ料理を召し上がって頂き、健康で幸せになって欲しい。」
「同じ料理を召し上がっていただく。」
この一文を読んだ瞬間、このお店が目指しているのは、プラントベースの料理を提供することだけではないのだと思った。
誰かだけが我慢する食卓ではなく、誰もが同じ料理を囲み、「おいしいね。」と言い合える時間。それは、料理ではなく「食卓」をつくるということなのだと思った。その時間そのものを提供したいのだと感じた。
人生初のオムライス
運ばれてきたオムライスを見て、息子は目を輝かせた。
「本当に食べても大丈夫?」
そう確認してから、ゆっくりスプーンを入れる。そして、一口。
「オムライスって、こんなに美味しいんだ!」
その笑顔は、一生忘れられない。オムライス一皿で、こんなにも人を幸せにできるのか。料理には、そんな力があることを改めて教えてもらった。



