旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■根っこ
正解:高麗人参
難易度:★★☆☆☆
掘りたては天ぷらでもOK
高麗人参とはウコギ科に属する多年草で、学名を「パナックス・ジンセン」といいます。「パナックス」にはギリシャ語で万能薬という意味が込められており、古くから東洋で珍重されてきた歴史ある植物です。
一般的なニンジンは、セリ科の植物であり、植物学的にはまったくの別物にあたります。
名前の由来にもなっている韓国や、中国の東北部(吉林省など)が産地として世界的に有名です。
韓国の錦山(クムサン)などは、市場に山積みの高麗人参が並び、街中が独特の香りに包まれる一大産地として知られています。
日本国内でも古くから栽培が行われてきました。長野県や福島県、そして島根県の大根島などが主な産地です。
栽培に長い年月がかかり、市場に出回るものの多くは4~6年根です。なかでも6年間育てた「6年根(ろくねんこん)」は、根が大きく育ち、希少価値も高いことから高級品として珍重されています。
また、収穫後の加工方法によって呼び名が変わります。掘りたてのものは「水参(すいじん)」、乾燥させたものは「白参(はくじん)」、蒸してから乾燥させたものは「紅参(こうじん)」と呼ばれます。
生のままかじると、ゴボウのような力強い香りが一気に鼻を抜け、その直後に強い苦味が口いっぱいに広がります。
加熱すると独特の香りや苦味がやわらぎ、ほのかな甘味も感じやすくなります。また、はちみつや砂糖と合わせれば、苦味が抑えられて食べやすくなります。
もっとも代表的な料理といえば、丸鶏のお腹にもち米やナツメ、ニンニク、そして高麗人参を詰め込んでコトコトと長時間煮込む韓国の「参鶏湯(サムゲタン)」です。
生の水参なら、天ぷらにしても美味です。
ほかに、スライスした生の高麗人参をはちみつに漬け込んだはちみつ漬け、ホワイトリカーなどに丸ごと漬け込んだ人参酒などもおなじみの使い方です。



