となると気になる……病院食にもキッコーマンの商品?
ここまで聞くと、『おとなの週末』としてはどうしても気になることがあります。キッコーマンが経営する病院なら、病院食にもキッコーマンの商品が使われているのでしょうか?
答えは、もちろんYESです。同院では、しょうゆをはじめとするキッコーマンのさまざまな商品を食事に取り入れています。
とはいえ、単に「自社の商品を使っている」というだけではありません。例えば、減塩が必要な患者さんにも食事をおいしく食べてもらうため、だしをしっかり取ることに加え、香味野菜や香辛料を使ったり、しょうゆとほかの調味料を組み合わせたりしているそうです。
塩分を抑えながらもしっかり味を感じられるようにして、食事の満足度を高める――。そこには食品メーカーを母体とする病院らしい工夫が見えてきます。
さらに患者さんの噛む力や飲み込む力に合わせて、提供する食事も変えています。例えば、食欲がない人や、やわらかく消化のよい食事を必要とする人には「デルモンテ すりおろしりんご」をデザートとして提供。生のりんごに比べて変色しにくく、すりおろす必要もないため、見た目を損なわず、より衛生的に使用できるというメリットもあるそうです。
人間ドックの食事から、産後の「サーロインステーキ」まで!
「キッコーマンの病院ならでは」の食事は、ほかにもあります。人間ドックの受診後には、キッコーマンの調味料を使い、カロリーや塩分を抑えた食事を提供。産科食ではキッコーマンの豆乳を献立に取り入れるなど、食事を楽しんでもらうための工夫をしています。
さらにインパクトがあるのは出産後の「お祝い膳」。メインはサーロインステーキといいます。しかもソースには、キッコーマンのこいくちしょうゆとわさびのほか、「ステーキしょうゆ」も用意され、好みの味でステーキを楽しめるようになっています。
そして、人間ドックの食事や産科食、お祝い膳は、通常メニューと同様に定期的に見直しているとのこと。病院食というと「栄養価や塩分量を計算して作られた食事」という部分に目が行きがちですが、その裏側では「どうしたら楽しんでもらえるか」という話し合いも重ねられているのです。次ページでは、その秘密を見てみましょう。


