益子のご当地グルメにミャンマー料理!? 「ビルマ汁」とは
さて。リフレッシュした米川さんの器選びに戻る前にそろそろお昼にすべし! いや、僕的に益子を選んだのは、陶芸よりもむしろ、益子のご当地グルメ「ビルマ汁」なる料理を食べてみたいから。
ミャンマー料理といえば麺料理「モヒンガー」、カレー料理「ヒン」、発酵させた茶葉にピーナッツ、ごま、唐辛子などと絡めて食べる「ラッペトゥ」あたりは食べたことがある。どれもやさしい味わいで、日本人の口に合うという印象だった。
その国名を冠した料理、一体どんなもの? まさか、中井貴一さんが考案とか⁉︎ 名前からは想像が一切できず、一刻も早く食べたいのです。
伺ったのは共販センターなどがある中心地から少し外れた場所の『café マシコビト』さん。店の前には田園、後ろには里山と豊かな緑に囲まれたカフェ&レストランだ。

聞けばビルマ汁とは、太平洋戦争でビルマ(現・ミャンマー)に出征した益子住民が帰国後もその味を忘れられず、トマトやなすなどの夏野菜をカレー粉を加えた和だしで煮たもの。カレー粉の辛みが効いたさっぱりした味わいで、夏バテ対策にもなると評判の美味な料理なのだそうだ。
ビルマ汁&ご飯というセットもあるが、あれもこれもと食べたいと、武内は焼きカレー、米川はハンバーグののったプレートランチ、そしてビルマ汁はふたりでひとつを注文する。
焼きカレーとビルマ汁……「味がかぶってしまった」と『孤独のグルメ』の井之頭五郎さんなら嘆くかもだが、どっちも食べたいんだからしょうがないんです。
益子焼の器に注がれて提供されるビルマ汁には豚バラのほかに、トマト、じゃがいも、にんじん、なすなどの野菜がたっぷり。そのどれもが輪郭を残しつつも口に入れるとほぐれていく柔らかさで味が濃い。
そしてカレーは効いているが、いわゆる北海道のスープカレーほどカレーっぽくなく、汁には和だしに加え、野菜の味わいや旨みがほどよくにじみ、さっぱりとしてやさしい味わいだ。
単体でも、味噌汁代わりにも、焼きカレーの合間に飲むにも「これ、いい!」。要するに「うまい!」
ちなみに『マシコビト』さんのほかにも町内の12店舗でビルマ汁は提供されているが、とんかつ屋さんでは肉がたっぷり、蕎麦屋さんではうどんやそばのツユにしてと、味や内容を変えて出したりもしています。
「蕎麦の時のようにビルマ汁のはしごはしないんですか?」と米川さん。
いや、それはもちろん考えていたし、なんならとんかつ屋にも行ってみたいと思っていたのだけど、恐るべし『マシコビト』さん。どれも量が多いのです。「うち、ご飯の量が多いんですけど、少し減らしますか?」という注文時のマスターの言葉に従っておけばよかった……。ビルマ汁はふたりでひとつで正解でした。
■『café マシコビト』
[住所]栃木県芳賀郡益子町上大羽496-1
[電話]0285-81-3081
[営業時間] 11時〜16時
[休日]土、第1・3木
[交通]北関東自動車道真岡I.C.から車で約20分 ※駐車場数10台分完備
[Instagram]@mashiko_bito965





