ラーメンを食べ歩いていると、なぜか忘れられない一杯に出合うことがある。旅先で偶然入った店、地元で長く愛されてきた食堂――。有名店や行列店とはまた違う、その土地でしか出合えない味だ。全国各地のそんな一杯を食べ歩いてきたのが、「TRYラーメン大賞」の審査員たち。2026年版の『TRYラーメン大賞全国版』では、彼らの「心に残る最高の一杯」に注目している。
今回は、その中から「関西の個性ある店」をピックアップ。京都、奈良、大阪で出合った3杯を紹介する。わざわざ足を運んででも食べたい一杯には、どんな魅力があるのか。審査員の言葉とともに見ていこう。
「クセになるスープ、たっぷりのチャーシューとネギが京都のラーメンの醍醐味」京都府・京都市『ラーメン専門店 大輝』
まずは、審査員・しらすさんがセレクトした京都府・京都市の『ラーメン専門店 大輝』をご紹介。
しらすさんは「関西のラーメン好きから親しみを込めて“アキラ系”と呼ばれる系譜で絶大な支持を受ける名店。豚骨スープと醤油ダレのバランスの良さは、まさにヤミツキの味」と称賛の声を挙げる。
2代目夫婦と3代目が暖簾を守る、京都で長く愛される一軒。根強いファンはもちろん、その味を求めて全国から足を運ぶ人も多い。
看板メニューは、客の9割が注文するという「しょうゆ」だ。スープは豚のゲンコツがベース。ふんわりと立ち上がる醤油ダレの香りが、豚骨の旨みに厚みとキレをもたらす。
麺を覆いつくすチャーシューはしっとりとした食感で、口の中でとろけるようにやわらか。シンプルな構成だからこそ、素材の持ち味が際立つ一杯だ。
■『ラーメン専門店 大輝』
[住所]京都府京都市右京区梅津西浦町16
[電話]075-882-9897
[営業時間]11時~15時(14時40分LO)、土・日11時~15時(14時40分LO)、17時半~20時(19時40分LO)
[休日]月、第3日
[交通]阪急嵐山線松尾大社駅より徒歩13分







