なつかしい沿線風景とアオガエル
東急東横線、田園都市線、大井町線、目蒲線と32年間にわたり活躍し続けたアオガエルこと5000形電車。現役当時、見た、乗ったと記憶される方もおられることだろう。愛称からもわかるように、その愛らしいデザインは、多くの人々の眼にとまったに違いない。
東急線のなかでも、とくに田園都市線は昭和の時代まで、緑豊かな沿線風景が残されていた路線でもあった。いっぽうの東横線や大井町線、目蒲線は、住宅地を駆け抜けるといったイメージだった。駅前の商店街から踏切越しに見たアオガエルは、我が街の電車として親しみを感じたものだった。小学校の遠足で「こどもの国(横浜市)」を訪れた際には、アオガエルの臨時電車に乗って行ったものだった。
“アオガエル”が活躍した時代といえば、東横線多摩川園前駅(当時)と田園都市線・大井町線の二子玉川園駅(当時)には、その名のとおり東急系の遊園地があった。多摩川園は「温泉遊園地多摩川園」として開園したのち1979(昭和54)年に、二子玉川園が1985(昭和60)年に惜しまれつつ閉園した。子どもの頃、ウルトラマンショーや怪獣パレードなどを両親に連れられて見に行ったことを今でも思い出す。






