MENU
カテゴリから絞り込む
すべての記事
おとなの週末 オリジナルコンテンツ
まとめ記事
お取り寄せ
本誌紹介
ラーメン・つけ麺
カレー
焼肉・ホルモン・鉄板焼き
ステーキ・ハンバーグ
そば・うどん
和食
鍋料理(すき焼き・しゃぶしゃぶ)
ニュース
中華料理
洋食・西洋料理
アジア・エスニック料理
居酒屋・ダイニングバー
バル・バー
カフェ・喫茶店・スイーツ
テイクアウト・手土産
弁当
ファーストフード
おいしくて、ためになる食のニュースサイト
実は親和性が高い「カレー×音楽」を注目のミュージシャンが語る!【中編】

実は親和性が高い「カレー×音楽」を注目のミュージシャンが語る!【中編】

注目店が揃い踏みする「おとなの週末」。6月号はカレーの大特集だ。一方、今の音楽界で注目といえば、精度の高いサウンドメイクで幅広い層から支持を得る4人組ロックバンド・FIVE NEW OLD。メンバー屈指のカレー好きであるWATARUさんとSHUNさんにお話を伺う中編です。

perm_media 記事にない写真もあり! FIVE NEW OLDの写真をまとめてチェック!! navigate_next

創造性が刺激されるカレー作り

カレー特集が好評の「おとなの週末」6月号。みなさまも手に取ってくださっただろうか。

かねてよりカレー好きを明言するバンドメンバーから、カレー作りにハマっているWATARUさん(ギター&キーボード)と、コロナ前はカレー店巡りを楽しんでいたというSHUNさん(ベース)にカレーと音楽についてお話を伺った。

バンドとしてカレーの如く進化を続ける彼らにとって、カレーとはどんな存在なのか。引き続き、『Japanese Spice Curry wacca』でお話を伺った。(本文中、敬称略)

カレー好きとあってインタビューは終始笑顔で進行。
写真左がギター&キーボードのWATARUさん、右がベースのSHUNさん

――前回は、カレー作りは試行錯誤の連続だからどんどんハマるというお話でした。

SHUN「ミュージシャンがなぜカレー作りにハマるんだろうと不思議に思っているんです。

僕はGReeeeNとも一緒にお仕事をしているんですけど、ボーカルのHIDEさんがパーソナリティを務められているラジオにスパイス料理研究家の一条もんこさんがゲスト出演されました。そのとき、スパイスと楽器や音楽の共通項について盛り上がっていたんです。

同じスパイスでも、産地が異なると風味や味わいが変わるそう。例えば、フェンダーというギターがアメリカのどこでいつの年代に作られたかで音が違ってくることがあります」

WATARU「いきなりすごいマニアックな話になったね(笑)」

SHUN「産地による違いにこだわったり、選択肢がいろいろあるところが、ミュージシャンの音楽を作る脳とカレー作りの脳の感覚が近いのかなと思って。

創造に向かっていく力というか、自分の目指すものに対していろんな工程を選びながら作っていくことで、オリジナルのものができあがるのかなと感じます」

――カレーを作ることで楽曲のアイデアが生まれることもあるかもしれませんね。
なお、FIVE NEW OLDは「ONE MORE DRIP(日常にアロマオイルの様な彩りを)」をバンドコンセプトとして掲げていらっしゃいますが、ご自身の生活の中で彩りを感じられるときはありますか?


SHUN「特に去年のコロナ禍では、家にいる時間が長かったこともあり、生活にどう彩りやハリをもたせようかということを考えたんです。

例えば朝起きて窓を開け太陽の光を浴びたり、きちんと掃除機をかけたり、豆から挽いたコーヒーを淹れてゆっくり飲む時間を大切にするとか、もう“ひと手間”かけた暮らしを心がけることで生活が豊かになると感じました」

WATARU「そうですね。やっぱりわざわざ手間をかけるということがとても大事で。音楽を丁寧に作ることはもちろんですが、それと紐付いて料理する時間とか、一つひとつを手間ひまかけて取り組むことが自分自身にとってもすごくいい栄養剤になるんです。

食べて美味しいと、やっぱり作ってよかったなと思いますし。それが僕が『ONE MORE DRIP』している瞬間ですね」

コーヒー好きでもあるおふたり。「おと週」6月号ではコーヒーの特集も掲載している

――カレーを作り始めて変わったことはありますか?

WATARU「自分で作るようになってから、改めてカレーは身体にいい食べ物だと認識しました。スパイスが身体にジワッときてあたたかくなってくるとか、食べ終わって汗がだんだん引いていく感じもいいんですよね」

――カレー後は清々しい気分になります。SHUNさんは身体へのアプローチで何か変わったことはありますか?

SHUN「僕は最近、健康食にハマっていて。玄米を自分で発酵させたり、野菜を食べたり、お味噌とかの発酵食品をちゃんと摂取しようっていうモードに入っていて、いろいろ調べています」

――それは自身の身体と向き合えているということですか?

SHUN「はい。去年はずっと家にいたから余計に。ツアーとかで外に出るとお弁当だったり、コンビニで何かを食べなきゃいけないことがあります。そんななか家に帰ってから玄米を食べると、「身体が喜んでる⁉」と思うことが多くなって、さらに興味が出たというか。

スパイスも身体がすごく欲しているなとサインを感じる時があって。ふだんは気づきにくいだけで、身体にとってやっぱり必要なものなんだと思うことがあります。

なので、スパイスの作用にすごく興味はあるんですけど、何がどういう味なのかも含めて一つひとつ勉強していこうと思っています」

――WATARUさんはスパイスからカレーを作られますが、使われる時ってどうされていますか?

WATARU「種類がめっちゃ多いのでどれを使おうか毎回悩むんですけど、そいつを外さなければ崩れることはないと絶対使うスパイスは3〜4種類あります

あとは、SHUNくんが言ったとおり、それが身体にどんな作用があるのかは調べたいと思いました」

SHUN「より深く知ることができるもんね」

WATARU「そのうち作るカレーが薬膳カレーみたいになってきたりして(笑)」

SHUN「そうだね(笑)」

↑昨年、WATARUさんがオリジナルカレー作りを披露した動画

カレー好きのおふたりがイチオシのお店とは

――「おとなの週末」6月号では、様々なカレーを紹介しています。普段カレーはお店で召し上がりますか?

SHUN「外で食べていますが、前編でお話ししたMASAYAが冷凍してカレーを送ってくれたりして、今は週1〜2回はカレーを食べてます

WATARU「SHUNくんは昔からカレー好きの人ってイメージがありましたね」

SHUN「僕は5年前に札幌から上京して、FIVE NEW OLDと一緒に仕事をするようになり、サポートメンバーを経てメンバーになったんです。

その間は特に、カレーをよく食べていた気がします。疲れると身体がスパイスを求めるというか。スパイスってリフレッシュ効果みたいなところもあるじゃない?」

WATARU「わかる! むちゃくちゃあります」

SHUN「環境が変わったこともあって、無意識に食べていたのかな」

――SHUNさんはご自身でカレーは作らないんですか?

SHUN 「MASAYAに『今回のカレーは特に良かった!』と伝えるとレシピを教えてくれるので何度か作りました。

無水カレーが好きで、特に去年のステイホーム期間はハマりましたね。スパイスカレーにも挑戦しようと思ったんですけど、僕にはまだスパイスを使うのは難しい印象なのでカレー粉を使って作っていました」

――外で食べるときはどこに行かれるのでしょうか?

SHUN「三宿の『ビストロ喜楽亭』という、“つぼ焼きかれー”のお店が好きで行きますね」

――欧風カレーのお店ですね。カレーパンも美味しい。

SHUN「そうそう、美味しいですよね。今はいろんなカレーにハマっていますが、元々は欧風カレーが好きだったので。たまに無性に食べたくなって行くんです」

――WATARUさんはどこがお好きですか?

WATARU「地元が兵庫県で、尼崎市の塚口にある『アングル』という欧風カレーのお店にずっと行ってました。

ここのエビカレーがすごく好きで、よく食べてましたね。喫茶店のような落ち着いた雰囲気があるお店で。カレーを食べに行ってゆっくりするという空気感も含めて、その空間がすごく好きでした」

SHUN「食べ続けたくなる味ってあるよね。ひと口めからトップギアで『うまい!』という食べ物って、食べ終わる頃には疲れちゃったり、もういいかなって思うことがあるんです。

音楽もそうなんですけど、よりシンプルなほうが長く聴けたり、生活に馴染むんですよね。FIVE NEW OLDの音楽もそういうことを意識しながら作っているんです。

『喜楽亭』もそういう意味で、何度でも食べたくなるような味なんです」

――お二方ともそういう原点回帰できるお店があっていいですね。

ストックを蓄えることで表現者として深まる

今回インタビューをさせていただいた『Japanese Spice Curry wacca』のご主人・三浦智輝さんと

SHUN「僕たちは全員が曲を書くのですが、最近音楽を作る上で大事だなとすごく思っているのが、いいリスナーであるべきということです。

いい音楽を聴いていると、ああいう感じにしたいと想像力が膨らみますし、いろいろなレパートリーが引き出しにあればそれをどう使うか。あらゆる方向から考えられることが、いい音楽を作る人の共通点だと強く思うんです。

カレーもまさにそうで、いろんなお店で食べてこう作りたいという理想に向かっていくのが近いのかな。たくさん食べている人のほうが味の再現性も含めてあるというか」

WATARU「僕はどちらかというと“作る専”なんですが、カレーに関してはSHUNくんにいろいろ教わっています。
SHUNくんにもらった牛スジカレーがむっちゃ美味しくて!」

SHUN「WATARUくんが自作のカレーをメンバーの家まで届けてくれたことがあって。品評を求められましたが(笑)、それがすごく美味しくて、そのお返しにと牛スジカレーを渡しました」

WATARU「電動自転車を買ったタイミングだったので、これはいいと思って届けました」

SHUN「うちの近所で仲良くしていただいているイタリアンがありまして。牛スジの煮込み料理が余った時に作るカレーをまかないみたいな感じでくれるんです。正式なメニューではないので、なかなか食べられないんですけど。

WATARUくんはきっと、この牛スジカレーを食べたとき、どうしたらこうなるのかなって考えたと思うんです」

WATARU「そうですね(笑)。美味しいカレーがたくさんありすぎて、やってみたいことが尽きないんですよね、本当に」

――WATARUさんが思う理想のカレーってあるんですか?

WATARU「『カレーフェス』でスリランカカレーを食べてから好きになって、もともとはあの味を再現したいという思いがありました。

でもいろいろなカレーと出合っていく中で、そこだけじゃない、その要素を持った何かをずっと求めるようになって止まらなくなり、「よしできた!」というのがないんです。

今日もこちらの『Japanese Spice Curry wacca』さんでカレーをいただいたら、自分の中で新しい世界が広がり、次はこういうものを作りたいとなるんです。それくらいクリエイティブな料理なんですよね、カレーって

三浦さんからカレーの説明を受けるおふたり。聞く表情は真剣そのもの。
次回はついに実食!!

――WATARUさんのカレーへのワクワク感が伝わってきました。次回はお楽しみの実食と引き続き音楽とカレーのお話を伺います。

FIVE NEW OLD

■FIVE NEW OLD
2010年、兵庫県神戸市で結成。R&B/Black Music/Gospel/AOR/Alternative Rockなどの要素を昇華させたワールドスタンダードなポップサウンドを展開。2017年「BY YOUR SIDE EP」でメジャーデビューし、2021年4月には4枚目のフルアルバム『MUSIC WARDROBE』をリリース。『サンカット(R) プロディフェンス』(コーセーコスメポート)のCMソング「Summertime」やボーカル&ギターのHIROSHIさんが役者に初挑戦したドラマ『3Bの恋人』の主題歌「Hallelujah」など、多数の楽曲タイアップを担当。
HIROSHIさんとWATARUさんによるアコースティックツアーが、6月18日(金)に兵庫・music zoo KOBE 太陽と虎※、6月19日(土)は兵庫・Kiss FM トアロードアコースティックフェスティバル vol.3 (EVENT)、6月25日(金)には東京・LIVE HOUSE FEVER※。
※チケット抽選先行あり
7月18日(日)に札幌・PENNY LANE24で「MUSIC WARDROBE tour」、7月23日(金)には大阪・心斎橋BIGCATで「10th Anniversary Live”5 will give you 10”」を開催予定(いずれも振替公演)。
https://fivenewold.com/

撮影協力/『Japanese Spice Curry wacca』

出汁カレー、無水チキンなど、定番のカレーは4種類。土曜限定の海鮮カレーや夜のコース料理など、クリエイティビティに満ちたカレーと料理で世のカレー好きを唸らせている。

[住所]東京都中央区八丁堀2-19-7
[電話]03-6262-8883
[営業時間]11時半〜15時※売り切れ次第終了、18時〜20時
[休み]日
[予約]夜のみ可
[交通]地下鉄日比谷線ほか八丁堀駅A5出口から徒歩5分
https://twitter.com/sekime_wacca

撮影/おざわあきこ

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
このグルメ記事のライター
市村幸妙

なんでも美味しくいただくのが信条だが、野菜・果物、メンチカツ、サバ、老舗の味、食べ比べが特に好物。発酵食品も大好きで味噌や塩麹などは自家製。麺類は熟考を重ねた結果、“うどん最強説”を唱えている。でも東京出身なので、蕎麦も捨てがたいと揺れ動きつつ。アルコール耐性が低くなってきたことが密かな悩み。落語家の夫と15歳のミニチュアダックスフンドと、日々のんきに暮らす。

関連記事
『おとなの週末Web』では、グルメ情報をはじめ、旅や文化など週末や休日をより楽しんでいただけるようなコンテンツも発信しています。国内外のアーティスト2000人以上にインタビューした音楽評論家の岩田由記夫さんが、とっておきの秘話を交えて、昭和・平成・令和の「音楽の達人たち」の実像に迫ります。細野晴臣の第2回も、「YMO以前」の状況がつづられます。美術家・横尾忠則の要望で、オール・キーボードのアルバムを制作することになり……。
ライター・菜々山いく子が、くすんだ日常生活に彩りと潤いを与えるYouTubeの魅力を紹介する本記事。今回紹介するのは「Genと文庫食堂」。昭和生まれの人、昭和なものが「エモい」と思っている人、どちらも楽しめる動画です。
シュールで過激なのに、眺めていると童心に帰るような懐かしさと親近感があります。「粘土道(ねんどみち)20周年記念 片桐仁創作大百科展」(2021年11月20日~12月19日)は、そんなユニークな中にも観る者の心を和ませる不思議な魅力にあふれた美術展です。お笑い芸人・俳優でありながら、芸術家としての顔も持つ片桐仁さんの集大成。東京都内の会場を訪れると、22年に及ぶ創作の歴史が詰まった圧倒的な光景が広がっていました。
ワインを飲むと具合が悪くなる人がいる。二日酔いの話をしているのでない。「ワイン不耐症」と呼ばれる体質のことだ。その症状は、頭痛、吐き気、発疹、顔面紅潮など。中には赤ワインを飲んだ時に限ってこのような症状が出るという人もいる。人口の7〜8%の人(未成年者を含む)がこの不耐症だと言うのだから、ものすごい数だ。
『おとなの週末Web』では、グルメ情報をはじめ、旅や文化など週末や休日をより楽しんでいただけるようなコンテンツも発信しています。国内外のアーティスト2000人以上にインタビューした音楽評論家の岩田由記夫さんが、とっておきの秘話を交えて、昭和・平成・令和の「音楽の達人たち」の実像に迫ります。今回から登場するのは、細野晴臣です。1969年に「エイプリル・フール」でデビューしてから半世紀以上、「はっぴいえんど」や「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」などで活躍し、日本のミュージックシーンに大きな足跡を残してきた音楽家が、まだそれほど世間に知られていなかった時代のインタビューで語った印象的な話とは―――。
最新記事
ひと言で言えば、安心感があって美味しく寛げるお店。松澤農園の野菜やみやじ豚をはじめ、基本食材は国産で生産者が分かるもの。
夜はなかなか手が出ないけれど、ランチなら高級店の炊き込みご飯も楽しめる!贅を尽くし手を尽くした味わいを存分に満喫させてくれる2軒をご案内します。
1985年、名バーテンダー高橋弘行さんが開業した九州きっての名門バー。鹿児島の旬の柑橘やフルーツを使ったカクテルが人気で、嘉之助蒸溜所のニューボーンも様々な飲み方を提案する。
美味しいのに、単体だと不思議と軽視されがちな気がするワンタン。なんだか妙にいじらしいその味わいを求め、街を徘徊してみました。
代表兼ソムリエの岡田壮右さんは、オーストリアのワイン大使の肩書を持つスペシャリスト。その実力は、ワインと鮨の著書も手掛けるほど。
get_app
ダウンロードする
キャンセル