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withコロナ時代を生き抜く実験型店舗

夏の暑い日、蒸していると食べたくなるのがお寿司。食欲が落ちそうになったときでも、酢飯のおかげかペロリと食べられる。

自称倹約家の私は、基本的にひとりのときはできるだけお値打ちに済ませたい。でも味も妥協したくない。そんなときにちょうどいいのが回転寿司チェーン。

例えば小腹が空いた時、ふらっと入って好きなものを何皿かチャッチャとつまんで(タイミング次第では、生ビールをグイッとか冷酒を一本!)、サッと出るのが粋だと思っている(粋って自分で言っちゃう時点で無粋)。

もちろん気のおけない友だちと、それぞれが自分のペースで好きなものを好きなだけいただくというのも回転寿司の魅力だ。

そんな回転寿司チェーンのひとつ『スシロー』が、2021年7月29日八重洲地下街にオープンした。以前はロードサイド型の店舗が多かったが、この数年都市型店舗の出店に力を入れており、馴染み深い方が増えたのではないだろうか。

このヤエチカ店は都市型として30店舗目。withコロナの時代を生き抜くため、最新鋭のテクノロジーを導入した実験的店舗となっている。

183席とヤエチカ最大級の店舗でカウンター席も設置。平日に訪問したが、開店と同時に一気にお客さんが入り、お昼前にはもう行列ができていた

例えば、来店時に受付システムでチェックインすると自動アナウンスで席を指定してくれる自動案内を設置。帰りはセルフレジでの会計で、入口と出口が分離。極力、人との接触を避けられるのが魅力だ。

それでいて、スタッフによるマイクパフォーマンスもあるから、店内は活気十分。ワクワクするお店作りが様々なところでなされている。

店長の荒井孝太さん。「居心地のいい空間作りをしています。みなさま笑顔で満足してお帰りいただきたいですね」と話す
※撮影のため、特別にマスクを外しています

店内調理だからこそ実現するできたての美味しさ

『スシロー』といえば「うまいすしを、腹一杯」がコンセプト。驚異の原価率を誇るこだわりの食材を店で切りつけを行うなど手間ひまをかけることを大切にしている。また、最新システムを導入し利便性を上げてきた。

来店者数は全約560店(2020年9月時点)で合わせて1日平均約41万人で、年間では約1億5096万人。なんと日本の総人口数を超えている(2019年10月〜2020年9月実績)。

グランドメニューのお寿司はおよそ80種類、サイドメニューは約20種とかなり豊富。あれもこれもと目移りしてしまうので、数皿食べてサッと帰るわけにはいかず、うれしい悲鳴をあげる。つい先日もおやつ代わりに食べようと入店したら、うっかりお腹いっぱいになるまで食べてしまった。それでも安心価格だもんなぁ。人気のほどが理解できる。

さらに月に2回、様々なフェアを実施。その季節ならではのネタやユニークな企画などが行われており、また行きたいと心をくすぐられるのだ(2021年8月25日から売切御免で「全国うまいもん市」を開催)。

手前左から反時計回りでにぎりの人気順。「まぐろ」、「はまち」、「えびアボカド」(各132円)※都市型店舗の価格

そう、『スシロー』で特筆すべきはマグロの美味しさ

食べ比べができるまぐろの大皿は、貫数や内容は異なるが、天然本マグロになったり、インドマグロになったり、京都伊根産生本マグロなど、その時いちばん美味しいマグロを仕入れている。店内で提供直前に切りつけるなどの調理を行うから、できたての味を楽しめるのだ。

「特選天然本鮪7貫盛り」(1078円※2021年7月時点のメニュー。8月時点では販売終了)。
左上から時計回りで大とろ、赤身、炙り中とろ、タタキ身、漬け赤身、中とろ2貫がのる
※まぐろの大皿は販売していない時期もあります

さまざまな部位や調理法によるメニューも数多くあり、例えばサイドメニューの「コク旨まぐろ醤油ラーメン」(385円)は、マグロとサバのWスープの旨みに、サクサクに揚げられた「まぐろカツ」でとことんマグロを堪能できる。

マグロ好きにはなんともたまらない。

サイドメニューも充実。上から時計回りに「コク旨まぐろ醤油ラーメン」(385円)、「北海道メルクレープメルバ」(198円)、カリサクの「フライドポテト」(132円)※いずれも都市型店舗の価格。ラーメン・スイーツは持ち帰り不可

マグロ好きなら必食!

使い方は自由自在。駆使すればあなたも『スシロー』マスター

この店舗の大きな特徴は、お持ち帰り専用の『スシロー To Go』と、スタッフと非接触でテイクアウトメニューが受け取れる『お持ち帰りロッカー』が併設されていること。

手前はお寿司がたくさん並ぶ『スシロー To Go』、右奥がネットで事前決済することで簡単に受けとれる『お持ち帰りロッカー』

にぎりの各種盛り合わせから押し寿司まで40種類程度、店内調理のお寿司が店頭に並ぶ『スシロー To Go』。時間がないときでもパッと購入できるのがうれしい。

私だったら店内で食事を楽しんだ罪滅ぼしに夫へのお土産を買って帰るかな。

To Goの商品、「天然南鮪ちらし」(1350円)。美しいマグロがたっぷりで、手と比べるとそのボリュームがわかるだろう

『お持ち帰りロッカー』は好きなメニューをネットでオーダーでき、フェアのお寿司も自宅で手軽に楽しむことができる。

簡単にお持ち帰り商品が受け取れる「お持ち帰りロッカー」

オーダーは『スシロー』のアプリを使うととてもスムーズ。それに混雑状況の確認や来店予約ができるので、インストールしておくとすごく便利だ。

いろいろなシーンに寄り添ってくれて重宝すること間違いなしの『スシロー八重洲地下街店』。平日は近隣のビジネスマンで賑わい、休日は家族連れなどが楽しんでいるという。

味はもちろん、納得の価格、使い勝手も抜群。ぜひ押さえておいてほしい1軒だ。

■スシロー 八重洲地下街店
[住所]東京都中央区八重洲2-1 八重洲地下街南1号
[電話]03-3516-1870
[営業時間]11時〜23時(22時半LO)、土・日・祝10時半〜23時(22時半LO)
※緊急事態宣言の発令、自治体からの要請等により、営業時間が変更になります

取材・撮影/市村幸妙

店頭にお寿司がズラリ!


実験型店舗をぜひ体験して!

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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