子供の頃から通う親戚のお店
「子供のころから通っていて、今も実家に帰ったら必ず行きますね」というのが、鹿沼市の居酒屋『おもだか』だ。
転戦で忙しい最近では、お店に行くときは必ず祖父母と一緒。「外で飲みたいおじいちゃんとおばあちゃんの“代行”ですね」と笑う。
オススメは「世界一おいしい焼き鳥!先に『麗香が行くから焼いといてね』って言っとかないとなくなっちゃうんです。もう、ここのしか食べれないくらいおいしい。あとは、お肉とかトマトとかチーズを食べるかな」と、子供のような口調で満面の笑み。それも無理はない。実はこの店、親戚が営んでいるのだ。
親戚?ご関係は?と尋ねると、しばらく考えて「おばあちゃんのお姉さんの娘さんのダンナさんが光くん」というもの。光くん?「光ちゃんがやってるお店なんです」と笑う。
と、いうことで「光くん」こと大将の小林光さんにご登場頂いた。「僕の嫁さんのイトコが、麗香ちゃんのお父さんですね」と、まずは説明を受ける。当たり前だが、れいちぇるの話と言葉は違うが一致する。
開業27年、四季折々の旬の食材が魅力
2021年で開業27年の『おもだか』は、JR日光線鹿沼駅から歩いて20分ちょっと。東武日光線新鹿沼駅からもほぼ同じぐらいの距離だ。山形県米沢市を起点に、栃木県芳賀郡益子町に至る国道121号線沿いのロケーションにある。
「四季折々の旬のものを中心にしたまぁ、居酒屋ですね。貝、お肉など、季節のもの、昔ながらのものを出して、品物にこだわって正直にやっている店です」と、小林さんは言う。
“親戚の娘”であるれいちぇるの活躍も、もちろん店ぐるみで応援している。「麗香ちゃんは、小さい頃は焼き鳥が大好きでしたが、食が細かった。でも、今は『筋肉をつけたい』と、自分でしっかり心がけてたっぷり食べるようになりましたね。大好きなトマトとチーズをオリーブオイルで食べたり、和牛の焼いたものや牛タンの塩焼きなどをよく食べるかな。自分たちはもちろん、常連のお客さんにも応援してくれている人がいます。試合はテレビで見てるし、YouTubeも見ています」と、声を弾ませた。
「家でママが作るごはんと、おじいちゃんおばあちゃんとのごはんの“取り合い”になっちゃいます」と笑う。ツアープロとして活躍し、めったに実家に帰れないれいちぇるとの時間を、大切にしたい家族それぞれの気持ちがそこにある。
「1日5個は食べる」 トマトが大好物
ちなみにトマトは大好物で「1日に5個は余裕で食べます」というほどだ。両親、妹弟のいる実家で過ごす時間と同様に、日ごろ、外で飲む機会の少ない祖父母を連れ出し、お酒を楽しむ時間を大切にしていることが伝わってくる。
お酒は「ビール以外なら大体飲めます。みんなといるときは、みんなと同じやつ」と、たしなむれいちぇるだが、ここに来るときはハンドルキーパーに徹している。
眼の中に入れても痛くないほどかわいい孫娘が成長し、たまに帰ってきたときに連れて行ってくれて一緒に過ごす。祖父母にとっては至福の時間、れいちぇるにとっては子供に返ってリラックスしながらおいしいものに舌鼓を打つ時間。どちらにもなくてはならない時を『おもだか』が支えている。
「おもだか」の店舗情報
[住所] 栃木県鹿沼市貝島町679-1
[電話] 0289-65-6684
[営業時間]17時~23時
[休日]月曜
※新型コロナウイルス感染拡大の影響で、営業時間は異なる場合があります。事前にお店にご確認ください。
[交通]JR日光線鹿沼駅から徒歩約20分
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。