グルメ系YouTubeにハマったきっかけは日々の覆面調査
今までのこの連載で、大食いやら、食べ歩きやら様々なグルメ系YouTubeのチャンネルを取り上げてきた。
そもそも、私がなぜグルメ系YouTubeにハマったのかといえば、単純に「コレ、食べたい!」と思う映像がわんさか流れていたから。
『おとなの週末』(紙の方)では、担当する特集ごとに、およそ1ヶ月間、毎日同じものを食べまくる。例えば10月号では寿司。洗練された江戸前仕事を施した寿司は、もちろん絶品。だけど、繊細な味わいの寿司ばかり食べていると、とてつもなくジャンクなものを無性に欲するのだ!
食べたらいいじゃん。ええ、その意見ごもっとも!!
だがしかし、取材のために胃袋を空けておかなきゃならなかったり、もちろん体重だって気になる。ふいに渇望したのが深夜ってこともよくある。そんな時、大いに役立ってくれるのが検索機能だ。
ちなみに、寿司月間時の検索ワードを見返したら「背脂ラーメン」「スタ丼」と残されていた。いろんなYouTuberが過去にアップしてくれたギトギト&コッテリな映像を見ることで「食べたい!けど食べられない」ストレスを解消していたのだ。
毎月必ず検索して見返してしまう「TKG動画」
前置きが長くなってしまったが、今回はとある食べ物の動画をチャンネルの垣根を超えて楽しんでいただきたいと思う。
私が月イチで検索して、何度も何度も見返す動画、それが卵かけご飯、TKGだ。
もうね、言わずもがなで大好物。赤貧ライター時代も、いつも見守ってくれた心の友。もちろん最後の晩餐確定。そんな私が厳選した卵かけご飯、TKG動画をここでご紹介させていただきたい!(個人的な趣味によりほぼ大食い動画になります)
トップバッターはこちら! 「料理研究家リュウジのバスレシピ」より。
「料理研究家が卵100個割って辿り着いたレベルが違うTKG」
ポイントは味の素3振り。
おばあちゃん家のぬか漬けしかり、チャーハンしかり、味の素かけときゃだいたい旨くなるけど、リュウジさん曰く「味の素は、ほぼ卵かけご飯のためにできたもの」だそうだ。
この動画では白身をあらかじめご飯に混ぜており、白身の“ドゥュルンッ”感が苦手な人にもオススメのレシピだろう。
やっぱり見ちゃう「大食い系」
ここからは大食い3連チャン!「ロシアン佐藤 『おなかがすいたらMONSTER』」より。
少し前にTwitterでバスった、「はらぺこグリズリー」さんの“極上の卵かけご飯”のレシピを参考にしつつ、そこにロシアン佐藤さんなりのアレンジを加えた動画。
たくわん、シソ、うめ、ツナ、キムチなどなど多種類の具材をトッピングした豪華版TKGは、見ているだけで腹が減る。ちなみにロシアン佐藤さんは定期的にTKG動画をアップしてくれているので、そちらもチェックだ!
絵力がハンパじゃないのが「大食いらすかる」さんのチャンネルより、「欲望に身を任せたTKGアレンジ丼」。
ご飯の山肌を埋め尽くすのが、キムチや納豆、海苔の佃煮、鮭フレークといったトッピング各種。山頂のカルデラ部分には卵15個(途中で追加して最終的には21個になります)。どれもコレもテッパンの組み合わせに、間違いなしの旨さが見ているだけで伝わってくる。
大好物をこんなにも大量に食べてみたい! でも一般人の胃袋ではそれが叶うことはない。そんなジレンマも、なんとな〜く解消してくれるから大食い動画って好きだ。
少し前に記事にした、歌って踊れる大食いアイドル、もえあずちゃんも卵かけご飯が好物なようで何本かアップしている。
動画の途中で衝撃を受ける。
それも、卵の数とかご飯の量ではない。彼女が「にほんしゅ〜」と言って取り出したのが「伯楽星」。“究極の食中酒”をテーマに醸された銘酒で、飲んべえにファンが多い印象。それをまごうことなく食中酒として、ちびちびではなくゴクゴク飲みながら、でもキュートな笑顔を見せつつTKGを頬張る姿は何度見ても惚れる!
ちなみに、現在発売中の『おとなの週末』(紙の方)11月号は、新米の時期らしい、ご飯のお供や、どんぶり特集に混じって、お取り寄せした高級卵と、アマゾンで人気の専用醤油を徹底追及したTKG特集もラインナップ!
上記で紹介した、らすかるさんと、もえあずちゃんが動画で使用している、色鮮やかでプルンとした黄身がいかにも美味しそうな埼玉県の某農場産の卵も詳しく紹介しているので必見ですぞ!
文/菜々山いく子
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